昨晩の海外(2025/06/03)

昨晩の海外市場は、米5月製造業PMI・改定値、5月ISM製造業景況指数や4月建設支出が予想より弱い内容だったことで、ドル売りが優勢となった。ただ、米10年物国債利回りは、4.410%から4.470%まで上昇した。またNY株価3指数は、関税政策を巡る不透明感や米中関係が再び緊張するとの警戒感などから売りが先行したが、レビット・ホワイトハウス報道官が「トランプ大統領と習・中国国家主席は今週協議する可能性が高い」と示したこと、米政府が、一部の中国製品に対する関税適用停止措置を8月31日まで延長するとの観測報道を好感する流れで終了した。
 ドル円は、142.54まで下落、ユーロドルは、ユーロ圏5月製造業PMI・改定値は予想比変化がなかったが、1.1450まで反発、ポンドドルは、英5月製造業PMI・改定値が予想より強く1.3560まで買い戻された。 
 一方クロス円では、ユーロ円は162.84から163.41、ポンド円は193.91から193.01、オージー円は92.79から92.39で上下、NZD円は85.80から86.19、カナダ円は104.60から104.05で推移した。