昨晩の海外市場は、米7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や景気先行指標総合指数が、予想より強い結果となったが、週間新規失業保険申請件数が弱く、米10年物国債利回りが4.190%から4.161%まで低下も、低下幅が限定されたことで、総じてドル売りは限られた。
ドル円は、リスクオフの動きの巻き戻しで157.40まで反発、ユーロドルは、ECB理事会が政策金利を据え置き、声明で「インフレ率は来年も目標を上回る水準が続く可能性が高い」、「金利の道筋を事前に約束することはない」、ラガルドECB総裁が「ECBは事前に特定の金利道筋を約束しない」、「域内のインフレは明らかに高い」、「9月にどうするかはまだ決まっていない」と述べたが新味に薄く、材料出尽くし感から1.0894まで利食いに押され、ポンドドルも1.2940まで下落した。
一方クロス円は、円売りが優勢。ユーロ円が171.57、ポンド円は203.88、オージー円は105.71、NZD円は95.30、カナダ円は114.83まで反発した。