昨晩の海外市場は、米週間新規失業保険申請件数が予想より改善も、10月卸売売上高が弱く、米10年物国債利回りが4.184%から4.106%まで低下、ドル円の急落も伴い、ドルに売り戻しが優勢となった。
ドル円は、東京時間に、植田総裁が参議院の財政金融委員会で、今後の金融政策の運営について、「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになると思っている」と述べたことで、日銀が12月の会合で、金融政策の修正に踏み切るのではないかという見方から円買いが強まり、NY市場では141.71まで一時急落、ただその後は2円程度買い戻された。またユーロドルは、1.0818、ポンドドルは、1.2546から1.2613まで反発した。
一方クロス円も急落。ユーロ円は153.23、ポンド円は、178.67、オージー円は93.72、NZD円は87.71、カナダ円は104.25まで一時下落した。