昨晩の海外市場は、週間新規失業保険申請件数や失業保険継続受給者数、8月景気先行指標総合指数が予想より強い一方、9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や8月中古住宅販売件数が予想を下回り、強弱入り混じる結果から影響は限られるも、前日のFOMCで、今後も長期に渡って金融引き締めが続くと示唆されたことで、米10年物国債利回りが4.498%まで上昇、金利の上昇を嫌気してNY株価3指数が大きく下落したことで、リスクオフ的にドルを買う動きが続いた。
ドル円は、アジア時間の高値148.46から日銀金融政策決定会合を控えて147.32まで下落、ユーロドルは、ユーロ圏9月消費者信頼感・速報値が予想より悪化したことで、1.0617まで下落後1.0674まで反発、ポンドドルは、英中銀が予想外に政策金利の据え置きを発表したことで、1.2239まで一時急落した。尚この日スイス国立銀行も政策金利を現行の1.75%で据え置くことを発表した。
一方クロス円はリスクオフの売りが優勢。ユーロ円が157.04、ポンド円は180.84、オージー円は94.52、NZD円は87.26、カナダ円は109.23まで一時下落した。