昨晩の海外(2023/06/08)

昨晩の海外市場は、カナダ銀行がRBAに続いて予想外の利上げを発表、来週のFOMCでも利上げが実施されるとの思惑が高まり、米10年物国債利回りが、3.801%まで上昇したことで、円売りが再拡大した。またカナダ中銀の声明では「世界的にインフレはエネルギー価格の下落を受けて低下しているものの、基調的なインフレは依然として高止まりしている」、「金利上昇で世界中の経済成長が鈍化する中、主要中銀は物価の安定を回復するために金利をさらに引き上げる必要がある可能性」との見解が示された。尚米4月貿易収支が大幅に悪化、OECDが、今年の成長率見通しを若干引上げ、NY株価3指数は、まちまちの展開に留まったが、総じて影響は限られた。
 ドル円は、日経平均株価の急落を受けて139.03まで下落後、140.25まで反発、ユーロドルは、中国の4月貿易収支の悪化もあってリスクオフの動きから1.0668まで下落後、1.0740まで一時反発、ポンドドルも1.2395から1.2500まで一時買い戻された。
 一方クロス円では、ユーロ円が150.02、ポンド円は174.45、オージー円が93.53、NZD円は84.86、カナダ円は104.89まで上昇した。