昨晩の海外(2023/06/06)

昨晩の海外市場は、米5月サービス業PMI・改定値や5月ISM非製造業指数が、50.3と市場予想の52.2より弱い結果となったことで、米長期金利が低下、ドル売りを誘った。米10年物国債利回りは、3.7625%から3.660%まで低下したが、ただ、低下も限られてことで、ドル売りも限定された。
 ドル円は、日経平均の上昇を背景に、アジア夕方につけた140.45の高値から139.25まで一時下落、尚、海外で日経平均先物は、3万2540円まで上げ幅を拡大した。またユーロドルは、ラガルドECB総裁が「物価圧力は依然として強い」、ナーゲル独連銀総裁が「まだ数回の利上げが必要」と発言したこともあって、1.0675から1.0722まで一時反発したが、ユーロ圏4月卸売物価指数が予想より弱く、の値動きが限らえる状況が続き、ポンドドルも1.2369から1.2444まで値を戻した。
 一方クロス円は、NY株価3指数が軟調となったことで利食いが優勢。ユーロ円が149.23,ポンド円は172.86、カナダ円は103.51まで一時下落、オージー円は92.67から92.14、NZD円は84.96から84.56で上下した。