昨晩の海外(2023/05/31)

昨晩の海外市場は、米3月や第1四半期住宅価格指数、3月S&P/ケース・シラー住宅価格指数やコンファレンス・ボードの5月消費者信頼感指数が、軒並み市場予想を上回ったが、米10年物国債利回りが、3.685%まで低下。アジア時間のドル買いに巻き戻しが優勢となった。 
 ドル円は、神田財務官が、財務省・金融庁・日銀による3者会合後に「為替市場の動向に適切に対応する」、「特定の相場のレベルには着目しない、変動幅が重要」などの見解を示したが、特別円安進行に対して警戒感を強めているわけではないと受け止められて、140.65まで反発後139.57まで下落、ユーロドルは1.0673を下値に1.047まで反発、ポンドドルも1.2327から1.2447まで買い戻された。
 一方クロス円では、NY株価3指数は、まちまちも軟調気味の展開となったことで、利食いが優勢となった。ユーロ円が149.75から150.54まで反発後、149.73まで下値を拡大、ポンド円は173.00から174.29で上下、オージー円が90.89、NZD円は84.32、カナダ円は102.61まで値を下げた。