昨晩の海外市場は、米週間新規失業保険申請件数、4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、3月中古住宅販売件数や景気先行指標総合指数などが軒並み予想を下回り、ドル売りが優勢となるも、総じて動意に薄い展開が続いた。NY株価3指数が軟調な展開となり、米10年物国債利回りは、3.602%から3.526%まで低下したが、総じて影響は限られた。またイエレン財務長官が「米金融システムが世界で最も強力で安全であることを保証するために必要な措置を講じる」、メスター・クリーブランド連銀総裁が「政策金利を5%以上に引き上げ、しばらく維持する必要がある。ただ慎重さも必要」と述べたが、反応はなかった。
ドル円は134.01まで売りに押され、ユーロドルは、ラガルドECB総裁が「インフレは依然として高すぎる」と述べ、欧州中央銀行・理事会議事録で、「多くのメンバーが0.50%の利上げに同意した」とされたが影響は見えず、1.0934から1.0990で上下、ポンドドルも1.2405から1.2468で揉み合った。
一方クロス円では、ユーロ円が137.02、ポンド円は166.85、オージー円は90.79、カナダ円は99.54まで下落、
NZD円は83.22から82.80まで売りに押された。