昨晩の海外(2023/06/02)

昨晩の海外市場では、米5月ADP全米雇用報告や週間新規失業保険申請件数が予想より強い結果となったことで、一時ドル買いが強まるも、1-3月期単位労働コスト・改定値が、速報値から下方修正、5月ISM製造業景気指数が、46.9と予想の47.0をわずかながら下回ったことで、ドルは軟調な展開となった。また米10年物国債利回りが3.570%まで低下、NY株価3指数が、債務上限問題が払しょくされたこともあって、全面高となったこともリスクオンのドル売りをフォローした。
 ドル円は、138.45まで一時下落、ユーロドルは、ユーロ圏5月消費者物価指数・速報値が予想を下回ったが、ラガルドECB総裁が「インフレ率が2%目標に戻る軌道に乗っていると十分に確信できるまで利上げを続ける必要がある」との見解を示したこと、一時1.0768まで反発、ポンドドルも、英5月英造業PMI・改定値が予想を上回り1.2540まで買い戻された。
 一方クロス円では、ユーロ円は149.68から148.65、ポンド円は174.14から173.30で上下、オージー円は91.36、NZD円は84.30まで反発、カナダ円は、原油先物の上昇もあって103.34まで上昇した。