昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米10年物国債利回りが、1.40%を前に上げ渋ったことなどから、ドル売りが優勢となった。米10年物国債利回りは、1.3925%まで上昇後、1.3260%台まで下落したが、米1月景気先行指標総合指数が予想を上回ったことなどから下げ渋った。またNYダウは、235ドル安からスタート後159ドル高まで上昇もその後値を消し、為替市場に対する影響は限定された。
 ドル円は、105.00まで下落、ユーロドルは、独2月ifo企業景況感指数が予想より強い結果となったこともあって1.2169まで上昇、ラガルドECB総裁が、「ECBは長期的な名目国債利回りの動きを注視している」、「欧州債利回りの低下が米長期金利にも影響した」と発言したが、影響は限られた。またポンドドルは、ジョンソン首相が、「6月21日に、全ての社会的接触に関する措置の終了を目指す」と発表、新型コロナウイルスワクチン接種が順調に進んでおり、経済正常化への期待感から2018年4月以来の1.4087まで上昇した。
 一方クロス円は、ユーロ円が127.50、ポンド円は147.55、オージー円が82.99、NZD円は76.90、カナダ円が83.16まで利食いに押された。