昨晩の海外市場は、米株価の動きを受けて乱高下。トランプ米政権の経済対策に対する期待感から、NYダウは939ドル高でスタートするも、複数の共和党上院議員が、トランプ政権の経済対策に賛同せず、「民主党下院議員からは今週は採決しないだろう」、「米政権は劇的な経済対策案を用意できていない」との観測報道が伝わると、一時マイナス圏に沈んだが、最終的には、「米政権が給与税の90日間停止を議論している」、トランプ大統領は、与党・共和党議員との協議で「大統領選挙まで給与税を免除することが望ましい」と打診したとの報道を好感して1170ドル高で引け、ドル買い、円売りが強まる形で引けた。
ドル円は105.21の高値から103.21まで下落後、「日銀は金融緩和で設けているETFの購入枠拡大を検討」との報道もあって105.92まで反発した。ユーロドルは1.1275、ポンドドルは、ロンドン・フィキシングでの売りもあって1.2901まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円が117.48から119.49、ポンド円が「137.22から134.06まで下落後破発、オージー円は69.00から67.07、NZD円は66.38から64.91で上下、カナダ円は74.84を安値に77.24まで反発した。