年末に向けての傾向と対策(2025/10/13)

例年10月に入ると、年末に向けては一年間の総決算として、ファンドや機関投資家などが利食いやポジション調整が出易く、相場に一定の方向感が出てくる傾向が見えます。
 今日はこの傾向をチェックしながらその対策や戦略について考えてみたいと思います。
 それでは、2020年から過去5年の主要ドル・ストレートの動きをチェックしておきましょう。まずユーロドルですが、このチャートはいつものように10月のオープンを・レートを基準に価格調整したチャートです。これを見るとユーロ安、ユーロ高の方向感は、どちらかはっきりと傾向はありません。ただ、注目して頂きたいのは、11月前後からはっきりと方向感が出てくるようです。



次にポンドドルですが、こちらも同様ですね、



またドル円もこんな感じで方向感は断定できませんが、11月初日前後から一定の方向性を帯びて来るようです。



 つまりこういった面を考えると今は中旬で、まだまだ動きがあっても傾向がはっきりとシない可能性が残りそうですが、11月初日前後から相場が動き見え出したら、年末に向けて一定のトレンドとなる可能性があり、その場合、その場の動きに逆らっていけないということになります。
 例えば直近では、高市トレードで円安が再燃していますが、これが11月前後まで続くかどうか、見てからの対応するのがベターなようです。