夏場のドル円傾向(2025/08/06)

この表は、1998年から28年間のドル円の7月、8月、7-8月の月足の陰陽を示したものです。
 既に7月は陽線となりました。過去7月の陰陽は14体14ですから、別に特別の方向感はありません。一方8月は、10体17と陰線のケースが多いようです。ただ、これだけで今年の8月も陰線となるとは限りませんが、注目は過去7月と8月が両方とも陽線になったケースは、たかだか3回しかないことです。
 そうなると8月の陰線の可能性が高まりそうです。ただ、8月のオープンは150.75ですので、当然8月がこれより下で終われば陰線になることから、これをもって「また急速な円高」になるとも断言できません。
 通常8月は参加者が減少することから、総じて様子見ムードに留まるか、逆に材料が出ると荒れた動きがでることもあるので注意です。
 その面では、7-8月陰線となるためには、8月の終値が7月の寄り付きである144.03を割れるケースです。つまり、このレベルまで割れるなら円高進む可能性で見るのは順当となりそうです。
 過去3年は7月に急速に円高に進みましたが、もっと昔では8月の中旬に円高が進むことが多かったというデーターもあります。
 また、テクニカルからはドル円の日足の雲が、8月8日に145円前後で雲の捻じれを発生します。この時期の動きは注意となりそうです。加えて週末はアストロ的に満月、11日の月曜日には水星の逆行が順行に戻ります。両方ともアストロでは「円高」のサインです。
 この点は不透明感が残りますが、少なくも今週末のドル円の動きには注目して対応しましょう。