今日の裏読み、表読み(2025/12/19)

昨晩は、米CPIが発表されたが、弱い結果も市場では、政府閉鎖の影響で、限られたデータによることから、結果の信憑性に疑問が多く、ドル売りも限られた。 
 本日の金融政策としては、日銀金融政策決定会合の結果が公表される。0.25%の利上げが想定されているが、これは織り込みの範囲となるが、植田日銀総裁の定例記者会見と合わせて、ハト派的姿勢が続くと、円売りの起点とされ可能性には留意しておきたい。
 経済指標としては、日11月全国消費者物価指数、NZ12月ANZ企業信頼感・自社業績予想指数、英12月GFK消費者信頼感調査、独11月生産者物価指数、独1月GFK消費者信頼感調査、英11月小売売上高、トルコ11月消費者信頼感指数、仏11月卸売物価指数、ユーロ圏10月経常収支、加10月小売売上高と新築住宅価格指数、ユーロ圏12月消費者信頼感・速報値、米国では、11月中古住宅販売件数、11月ダラス連銀・PCE価格指数、12月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値などが発表される。
 注目としては、日本の11月全国消費者物価指数は弱い結果が見ても、日銀金融政策決定会合の結果を控えており、影響は限られる。また、ユーロ圏12月消費者信頼感・速報値は、弱い結果も、昨日ECBの今後の方針が示されており、反応はなさそう。一方米国では、11月中古住宅販売件数、12月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値などが焦点となるが、昨晩のCPIが弱い結果も、指標に対する信憑性が薄れており、反応は限られそうだ。
 その他週末もあり、来週はクリスマス本格休暇入りとなることで、一定のポジション調整の動き出ることは、考慮しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、直近高値を超えて157.89まで上値を拡大も、現状は上値を抑える形。上値は155.97-13が抑えると利食い優先や売り狙いも、越えるなら止めて156.95-10、157.89-20、158.87、161.80、161.95越えをストップに順次売り場探し。下値は、155円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて154.39、153.62、152.82、152.16、151.07-53、150.16-28、149.38、ギャップの下限となる147.50-82割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1919まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.1804-19が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1849、1.1919、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1703が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1681、1.1590-15、1.1547-55、1.1467-91、1.1467-91、1.1373-90、1.1357割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3456が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3471-90、1.3511-37、1.3560-71、1.3661、1.3727-51、1.3789-00越えをストップに売り直しとなる。下値は1.3342が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3287-12、1.3180、1.3125、1.3080、1.3010-38、1.29、1.2708割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、183.17までまで上値を拡大も上値追いは避けたい。上値は183.17が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止め184円、185円や186円のサイコロジカルをストップに順次売り場探し。下値は182円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて181.57、181円前後、180.10、179.60-77、178.98、177.74、177円前後、175.71-28、175.25-36、ギャップの上限となる174.82-25割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円は209.02まで上値を拡大も上値追いは避けたい。上値は209.02が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めてサイコロジカルな210円、211円、212円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は207.87が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止め206.78-06、206.19-60、205.19-49、204.30、203.58-70、202.33-35、201円前後、200.31、198.88-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、上値を104.40まで拡大も上値追いは避けたい。上値は、103円ミドルが抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めてサイコロジカルな104.05-53、105.43、106円や107円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は102.10-33が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて101.52、100.15-36、99円ミドル、98.83、98.08-21、97.62、96.62-92、96.26割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、90.90まで上値を拡大も上値追いは避けたい。上値は、90.07が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて90.71-90、93円越えをストップに売り直しとなる。下値は89.60が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて88.23-31、88.88、86.99-24、86.66、85.89、85.19-35、84.61割れをストップに買い直しとなる。