今日の裏読み、表読み(2025/12/12)

昨晩はドル売りが優勢となった。FOMC後若干方向感はないとしても、ドルに売り圧力が見えており、週末もあって、この展開が続くか注目したい。
 本日の経済指標としては、日本の10月鉱工業生産・確報値と設備稼働率、独11月消費者物価指数・改定値、英国では、10月月次GDP、10月鉱工業生産・製造業生産・建設部門生産・サービス部門指数、10月貿易収支、トルコ10月経常収支、仏11月消費者物価指数・改定値、メキシコ10月鉱工業生産、加10月卸売売上高、10月建設許可・住宅建設許可件数、10月と第3四半期設備稼働率などが発表される。
 米経済指標の発表はなく、個別の影響はあっても、総じて経済指標の影響は限られそうだ。
 要人発言としては、ポールソン・フィラデルフィア連銀総裁、ハマック・クリーブランド連銀総裁やグールズビー・シカゴ連銀総裁の発言機会がある。特にFOMCで利下げの決定後、最初の発言となることで、大きな注目が集まりそう。今週のFOMCでは、パウエルFRB議長の発言が比較的ハト派と見られているが、FOMC内部は意見が分かれており、そういった面がクローズアップされると今後の利下げ姿勢に疑問が持ち上がりそうだ。

 戦略としては、ドル円は、直近高値を超えて157.89まで上値を拡大も、現状は上値を抑える形。上値は156.95-19が抑えると利食い優先や売り狙いも、越えるなら止めて157.89-20、158.87、161.80、161.95越えをストップに順次売り場探し。下値は、154.90-95が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて154.35、153.62、152.82、152.16、151.07-53、150.16-28、149.38、ギャップの下限となる147.50-82割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1919まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.1763-80が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1819-49、1.1919、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1681が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1590-15、1.1547-55、1.1467-91、1.1467-91、1.1373-90、1.1357割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3438が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3471-90、1.3511-37、1.3560-71、1.3661、1.3727-51、1.3789-00越えをストップに売り直しとなる。下値は1.3355が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3287、1.3180、1.3125、1.3080、1.3010-38、1.29、1.2708割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、182.75までまで上値を拡大も上値追いは避けたい。上値は183円が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止め184円、185円や186円のサイコロジカルをストップに順次売り場探し。下値は181.88が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて181円、180.10、179.60-77、178.98、177.74、177円前後、175.71-28、175.25-36、ギャップの上限となる174.82-25割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円は208.95まで上値を拡大も上値追いは避けたい。上値は208.90-95が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めてサイコロジカルな210円、211円、212円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は207円ミドルが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止め206.19-60、205.19-49、204.30、203.58-70、202.33-35、201円前後、200.31、198.88-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、上値を104.40まで拡大も上値追いは避けたい。上値は、104.40-53が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めてサイコロジカルな105.43、106円や107円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は103円ミドルや103円が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて102.10-30、101.52、100.15-36、99円ミドル、98.83、98.08-21、97.62、96.62-92、96.26割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、90.90まで上値を拡大も上値追いは避けたい。上値は、90.78-90が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて92円や93円越えをストップに売り直しとなる。下値は90円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて89.50、88.88-14、86.99-24、86.66、85.89、85.19-35、84.61割れをストップに買い直しとなる。