今日の裏読み、表読み(2025/12/11)

昨晩はFOMCの結果を受けて、一定の動きが出るも、為替市場での反応は限られており、総じて揉み合い的な展開が続く可能性を考慮して対応したい。
 金融政策としては、スイス国立銀行とトルコ中銀が、政策金利を公表する。スイス国立銀行は据え置き、トルコ中銀は利下げ想定されており、これは一定の織り込みとなるが、スイス国立銀行は、サプライズ的なマイナス金利導入、トルコ中銀は、想定以上の引き下げが出た場合、相場のかく乱要因となることは留意しておきたい。
 経済指標としては、日10-12月期四半期法人企業景気予測調査、英11月英王立公認不動産鑑定士協会・住宅価格指数、豪11月雇用統計、スウェーデン11月消費者物価指数、南ア10月製造業生産、加9月貿易収支、米国では、9月貿易収支、週間新規失業保険申請件数、9月卸売売上高・卸売在庫などが発表される。
 注目としては、FOMC後で影響は限られるとしても、米週間新規失業保険申請件数などの強弱が見えた場合、一定の動きが出る可能性はあるが、影響は大きく出ない見通し。

 戦略としては、ドル円は、直近高値を超えて157.89まで上値を拡大も、現状は上値を抑える形。上値は156.95-19が抑えると利食い優先や売り狙いも、越えるなら止めて157.89-20、158.87、161.80、161.95越えをストップに順次売り場探し。下値は、155円ミドルが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて154.90、154.35、153.62、152.82、152.16、151.07-53、150.16-28、149.38、ギャップの下限となる147.50-82割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1919まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.1728-31が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1759-80、1.1819-49、1.1919、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1590-15が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1547-55、1.1467-91、1.1467-91、1.1373-90、1.1357、1.1313、1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3389-98が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3443、1.3471-90、1.3511-37、1.3560-71、1.3661、1.3727-51、1.3789-00越えをストップに売り直しとなる。下値は1.3287が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3180、1.3125、1.3080、1.3010-38、1.29、1.2708割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、182.64までまで上値を拡大も上値追いは避けたい。上値は183円が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止め184円、185円や186円のサイコロジカルをストップに順次売り場探し。下値は181円ミドルが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて180円ミドル、180.10、179.60-77、178.98、177.74、177円前後、175.71-28、175.25-36、ギャップの上限となる174.82-25、174.69、下限となる174.82割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円は208.95まで上値を拡大も上値追いは避けたい。上値は209円が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めてサイコロジカルな210円、211円、212円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は206.19-60が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止め205.19-49、204.30、203.58-70、202.33-35、201円前後、200.31、198.88-07、197.39-49割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、上値を104.40まで拡大も上値追いは避けたい。上値は、104.53が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めてサイコロジカルな105.43、106円や107円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は103円ミドルや103円が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて102.10-30、101.52、100.15-36、99円ミドル、98.83、98.08-21、97.62、96.62-92、96.26割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、90.90まで上値を拡大も上値追いは避けたい。上値は、91円が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて92円や93円越えをストップに売り直しとなる。下値は90円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて89.50、88.88-14、86.99-24、86.66、85.89、85.19-35、84.61割れをストップに買い直しとなる。