今日の裏読み、表読み(2025/12/109)

昨晩も円の軟調な展開が続いた。今後も年末に向けてこの傾向が続くかだが、本日はFOMCの結果発表もあり、一過性の円売りも株価次第では利食いも出易いことは留意しておきたい。
 金融政策としては、カナダ銀行と米連邦公開市場委員会が、政策金利を公表する。カナダ銀行は据え置きが想定されており、これは想定の範囲、米連邦公開市場委員会では、0.25%の利下げが確実視されているが、内部に意見は分かれており、サプライズは見送り。また今回はFRBメンバーの経済とFOMCメンバーの政策金利見通しが発表される。来年の利下げ見通しが1回程度に留まるなら、タカ派的な利下げと取られられることは留意しておきたい。。
 経済指標としては、日11月国内企業物価指数、 (中) 11月消費者物価指数と生産者物価指数、トルコ10月鉱工業生産、南ア10月小売売上高、米第3四半期雇用コスト指数などが発表されるが、FOMCを控えており、反応は限られそう。
 要人発言としては、リーブス英財務相の財務特別委員会への出席では、財政悪化の懸念につながる発言があるなら注意。また、パウエルFRB議長の記者会見は、今後の利下げに関して、否定的な発言が出るリスクは考慮しておきたい。