今日の裏読み、表読み(2025/11/19)

昨晩もドル自体は揉み合いも、円の全面安が続いた。こういった展開が続きそうだが、一過性の動きが続いており、更に追いかけるのは疑問も多い。
 本日の金融政策としては、10月28-29日分のFOMCの議事録が公表される。
 この時は0.25%の利下げが決定されているが、その後更なる利下げに関しては、否定的な発言が見えており、こういった面が再確認されるとドルを支えそうだ。
 経済指標としては、10月通関ベース貿易統計と9月機械受注、豪10月先行指数と第3四半期賃金コスト指数、英10月消費者・小売物価・生産者物価、南ア10月消費者物価指数、ユーロ圏9月経常収支と10月消費者物価指数・改定値、南ア9月小売売上高、米国では、8月貿易収支、10月住宅着工件数と建設許可件数などが発表される。
 注目としては、米経済指標は発表されない可能性があり、その場合は影響は限られる。その他日本の10月通関ベース貿易統計は、サプライズ的な数値とならないなら影響は限られる。英物価指数は強弱次第だが、強い結果が見えた場合は、英中銀の利下げに期待に水を差しそうだ。また、ユーロ圏10月消費者物価指数・改定値は、強弱次第でも改定値であり影響は限られそうだ。
 株価面では、注目のエヌビディアの決算が発表される。恐らく良好な結果が想定されるが、ただ、それであって期待感が高いだけに、発表後株価が下げるようなら大きなリスクとなることは留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、直近高値を超えて155.73まで上値を拡大。上値は155.73-26が抑えると利食い優先や売り狙いも、越えるなら止めて156.75、158.20、158.87、161.80、161.95越えをストップに順次売り場探し。下値は、155.05が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて154.81、153.62、152.82、152.16、151.07-53、150.16-28、149.38、ギャップの下限となる147.50-82割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1919まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.1615-24が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1656-69、1.1728-31、1.1759-80、1.1819-49、1.1919、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1541-63が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1467、1.1373-90、1.1357、1.1313、1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3193-16が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3248、1.3291、1.3370-98、1.3443、1.3471-90、1.3511-37、1.3560-71、1.3661、1.3727-51、1.3789-00越えをストップに売り直しとなる。下値は1.3084-08が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3010、1.29、1.2708割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、180.29までまで上値を拡大も上値追いは避けたい。上値は180円ミドルが抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて181円、182円や183円のサイコロジカルをストップに順次売り場探し。下値は179.60が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて178.98、177.74、177円前後、175.71-28、175.25-36、ギャップの上限となる174.82-25、174.69、下限となる174.82、172.14-27、170.97-24、169.73-82、169.04割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も205.53まで上値を再拡大も、現状はこれが上値を抑える形。上値は205円前後が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて205.53、205.79、サイコロジカルな206円や207円、208.12越えをストップに順次売り直しとなる。下値は203.58-70が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて202.33-35、201円前後、200.31、198.88-07、197.39-49、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、上値を101.83まで拡大。上値は、101.83が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて102.15-41、サイコロジカルな103円や104円、104.53、105.43越えをストップに順次売り直しとなる。下値は100.15が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて99円ミドル、98.83、98.08-21、97.62、96.62-92、96.26、95.71-81、95.15-55割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、88.83まで上値を拡大。上値は、88.35が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.83-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は86.99-35が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて86.66、85.89、85.19-35、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。