今日の裏読み、表読み(2025/11/05)

昨晩は、軟調な株価を背景にリスクオフの展開。確かに世界的に株価は高く、更なる調整リスクがあることは留意しておきたい。
 本日の金融政策としては、スウェーデン中銀が政策金利を公表する。恐らく据え置きが想定され、その場合は影響は少ない。
 経済指標としては、豪9月AIG建設業・製造業指数、9月18-19日開催分の日銀・金融政策決定会合議事録、中10月財新サービス業PMI、独9月消費財と製造業新規受注、仏9月鉱工業生産、ユーロ圏各国の10月サービス業PMI・改定値、英10月サービス業PMI・改定値、ユーロ圏9月卸売物価指数、米国では、10月ADP全米雇用報告、10月サービス業と総合PMI・改定値、10月ISM製造業/非製造業景況総合指数などが発表される。
 注目としては、各国のPMIに格差が見えた場合、一定の動きが出る可能性はあるが、確定値であり影響は大きく出ない。焦点は米雇用統統計の発表が延期される中、10月ADP全米雇用報告で、ある程度弱い結果は想定されており、サプライズは予想より強い結果。また、ISM景気指数は、製造業が弱かったが、もし非製造業景気指数も弱いと、米経済指標に暗雲が高まりそうだ。
 その他米最高裁判所で、トランプ大統領の世界的関税の合法性に関する口頭弁論が行われる。トランプ大統領は、参加しないようだが、今回結論が出るかは不透明も、トランプ大統領に不利な意見が見えるなら、相場の混乱要因となりそうだ。

 戦略としては、ドル円は、直近レンジをブレイクして、154.48まで上値を拡大。上値は154.48が抑えると利食い優先や売り狙いも、越えるなら止めて154.80、155.89、156.25、156.75越えをストップに順次売り場探し。下値は、153円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて152.16、151.07-53、150.16-28、149.38、ギャップの下限となる147.50-82、146.43-60、145.49、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1919まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.1541-44が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1578-86、1.1637-69、1.1728-31、1.1759-80、1.1819-49、1.1919、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.14ミドルが維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1373-90、1.1357、1.1313、1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3162が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3219-48、1.3291、1.3370-98、1.3443、1.3471-90、1.3511-37、1.3560-71、1.3661、1.3727-51、1.3789-00越えをストップに売り直しとなる。下値は1.30前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.29、1.2708割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、178.82まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は177.98が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて178.56-82、180円や181円のサイコロジカルをストップに順次売り場探し。下値は175.57-87が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて175.25-36、ギャップの上限となる174.82-25、174.69、下限となる174.82、172.14-27、170.97-24、169.73-82、169.04割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も205.53まで上値を再拡大も、現状はこれが上値を抑える形。上値は202.81-27が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて204.25、サイコロジカルな205.33、205.79、サイコロジカルな206円や207円、208.12越えをストップに順次売り直しとなる。下値は199円ミドルが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、ギャップの下限となる198.88、197.39-49、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、上値を101.22まで拡大。上値は、100円ミドルが抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて101.22、102.15-41、サイコロジカルな103円や104円、104.53、105.43越えをストップに順次売り直しとなる。下値は99.18-42が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて98.08-21、97.62、96.62-92、96.26、95.71-81、95.15-55割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、88.83まで上値を拡大。上値は、88.35が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.83-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は86.23-33が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.19-35、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。