昨晩は、FOMCの結果が想定通りも、事前からの相場の利食いが優勢となった。本日も日銀とECBの発表があるが、サプライズがなければ総じて揉み合い気味の展開が続きそうだ。
金融政策としては、日銀金融政策決定会合とECB理事会で政策金利が公表される。
両行とも据え置きが想定されており、その場合影響は限られる。ただ、植田日銀総裁の発言にタカ派色見えるなら、直近市場が楽観的過ぎることもあって、一定の円に買い戻しも入り易い。一方ラガルドECB総裁の定例記者会見では、無難な発言が続く可能性が高く、影響は限られそうだ。
経済指標としては、NZ10月ANZ経済信頼感・自社業績予想指数、豪第3四半期輸入・輸出物価指数、仏9月消費支出、第3四半期GDP・速報値、トルコ9月経済信頼感指数、スイス10月KOF景気先行指数、独10月失業者数・失業率、第3四半期GDP・速報値、南ア9月卸売物価指数、ユーロ圏10月消費者信頼感・経済信頼感、第3四半期GDP・速報値、9月失業率、メキシコ第3四半期GDP・速報値、米第3四半期GDP・個人消費の速報値、独10月消費者物価指数・速報値などが発表される。
注目は各国のGDPとなるが、米GDPは政府閉鎖の影響で発表されるかは不透明。またもし、発表されたとしても、数字の信憑性に疑問が残ることは留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、153.27まで上昇後、下値を149.38で支えて、このレンジでの揉み合いの展開。このレンジをブレイクするか注目となるが、上値は、153.27、153円ミドルや154円のサイコロジカルが抑えると買いは利食い優先で売っても超えるなら止めて、サイコロジカルな154.80、155.89、156.25、156.75越えをストップに順次売り場探し。下値は、151.07-53が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて150.16-28、149.38、ギャップの下限となる147.50-82、146.43-60、145.49、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28割れをストップに順次買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1919まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.1669が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1728-31、1.1759-80、1.1819-49、1.1919、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1577が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1516-42、1.1373-90、1.1357、1.1313、1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3291が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて133.70-98、1.3443、1.3471-90、1.3511-37、1.3560-71、1.3661、1.3727-51、1.3789-00、1.4000越えをストップに売り直しとなる。下値は1.3123-40が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は、178.23まで上値を拡大。最高値圏で不透明なことから、上値追いは避けたい。上値は178.23が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて180円や181円のサイコロジカルをストップに順次売り場探し。下値は176.64が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて175.57-87、175.25-36、ギャップの上限となる174.82-25、174.69、下限となる174.82、172.14-27、170.97-24、169.73-82、169.04割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も205.53まで上値を再拡大も、現状はこれが上値を抑える形。上値は202円ミドルが抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて204.25、サイコロジカルな205.33、205.79、サイコロジカルな206円や207円、208.12越えをストップに順次売り直しとなる。下値は200.57が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めてギャップの上限となる200.22、下限となる198.88、197.39-49、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、100.95が未だ上値を抑える形。上値は、100.95-04が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて101.56、102.41、104.53、105.43越えをストップに順次売り直しとなる。下値は99.42が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて99.18、98.08-21、97.62、96.62-92、96.26、95.71-81、95.15-55割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、88.58まで上値を拡大も抑えられる形。上値は、88.22-58が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は、87.55が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて86.95、86.23-33、85.19-35、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。