今週は、月末を控えて、FOMC、日銀、ECB理事会などの金融政策の発表、各国GDPなどの経済指標、APECを睨んで米日中首脳会談などが控えており、荒れた展開も想定されることで注意して対応したい。
本日の経済指標としては、日9月企業向けサービス価格指数、トルコでは9月設備稼働率、9月製造業信頼感指数と失業率、独10月ifo企業景況感指数、英9月CBI小売売上高調査、メキシコ9月貿易収支、米国では、9月耐久財受注とダラス連銀製造業業況指数などの発表が予定されている。
引き続き政府閉鎖の影響で、米耐久財受注の発表は見送られる可能性があることから、注目は独10月ifo企業景況感指数となる。ただ、強弱が見えても、今週のECB理事会は据え置きが想定されており、影響は限られる見通し。
要人発言としては、片山財務大臣とベッセント財務長官の会談が予定されている。ベッセント財務長官は、バランスが取れており、過激な発言はないと見られるが、円安が進んでいることもあって、一定の牽制的な発言が出る可能性は留意しておきたい。
その他、今週のイベントを控えて様子見ムードが漂いそうだが、週末米中がレアアース問題で、一定の進捗があったようで、株価などが好感する動きが見えるか注目だが、一方で今週は米国債の入札が高水準で続く。米債券市場の圧迫要因となる可能性も注意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、153.27まで上昇後、下値を149.38で支えて、このレンジでの揉み合いの展開。このレンジをブレイクするか注目となるが、上値は、153.27、153円ミドルや154円のサイコロジカルが抑えると買いは利食い優先で売っても超えるなら止めて、サイコロジカルな154.80、155.89、156.25、156.75越えをストップに順次売り場探し。下値は、152.30が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて151.07-46、150.16-28、149.38、ギャップの下限となる147.50-82、146.43-60、145.49、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28割れをストップに順次買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1919まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.1648-55が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1680、1.1728-31、1.1759-80、1.1819-49、1.1919、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1577-85が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1516-42、1.1373-90、1.1357、1.1313、1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3364-98が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3443、1.3471-90、1.3511-37、1.3560-71、1.3661、1.3727-51、1.3789-00、1.4000越えをストップに売り直しとなる。下値は1.3288が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3248、1.3216、1.3123-35、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は、一旦177.94で上値を押さえられるも再度上値トライの状況。ただ、最高値圏で不透明なことから、上値追いは避けたい。上値は178円ミドルや179円が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて180円や181円のサイコロジカルをストップに順次売り場探し。下値は177円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて176円ミドル、175.57-87、175.25-36、ギャップの上限となる174.82-25、174.69、下限となる174.82、172.14-27、170.97-24、169.73-82、169.04割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も205.53まで上値を再拡大も、現状はこれが上値を抑える形。上値は204円ミドルが抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、サイコロジカルな205.33、205.79、サイコロジカルな206円や207円、208.12越えをストップに順次売り直しとなる。下値は203円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて202円ミドル、201.82-93、200.68、ギャップの上限となる200.22、下限となる198.88、197.39-49、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、100.95が未だ上値を抑える形。上値は、100.53が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて100.95-04、101.56、102.41、104.53、105.43越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、99円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて98.08-21、97.62、96.62-92、96.26、95.71-81、95.15-55割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、88.58まで上値を拡大も抑えられる形。上値は、88.58が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は、87円ミドルが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて86.95、86.23-33、85.19-35、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。