今日の裏読み、表読み(2025/10/24)

昨晩も円の軟調を除くと若干揉み合い気味の展開。ただ、本日は見送られていた米9月消費者物価指数が公表される。
 この結果が、今月末のFOMCの決定に影響を与える可能性があり、相場のかく乱要因となるか注目したい。
 経済指標としては、英10月GFK消費者信頼感調査、日9月全国消費者物価指数と8月景気先行指数・改定値、英9月小売売上高、仏10月消費者信頼感指数、ユーロ圏各国の10月製造業とサービス業PMI・速報値、英10月製造業とサービス業PMI・速報値、加8月新築住宅価格指数、米国では、8月建設許可件数・改定値、9月消費者物価指数、10月製造業・サービス業・総合PMIの速報値、9月新築住宅販売件数、10月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値、9月クリーブランド連銀・消費者物価指数などが発表される。
 注目は、米9月消費者物価指数を除くと、日本の9月全国消費者物価指数が強い結果を示すと、日銀の早期利上げの思惑につながり易い。一方各国の10月製造業とサービス業PMIは、強弱の格差が見えると、相場に一定の反応がありそうだが、大きな影響とはなりづらい。
 要人発言としては、FRBやECBがブラックアウト期間に突入することで、影響は限られそうだが、EU首脳会議などからは、ウクライナ支援に新たな展開があるか注目されるが、こちらも大きな影響はなさそうだ。
 そのた週末であって、一定のポジション調整の動きも考慮しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、153.27まで上昇後、下値を149.38で支えて、このレンジでの揉み合いの展開。このレンジをブレイクするまでは、逆張り的な対応を検討したい。上値は、153.27が抑えると弱く、買いは利食い優先で売っても超えるなら止めて、サイコロジカルな154円、154.80、155.89、156.25、156.75越えをストップに順次売り場探し。下値は、151円ミドルが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて150.16-28、149.38、ギャップの下限となる147.50-82、146.43-60、145.49、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1919まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.1625が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1655-80、1.1728-31、1.1759-80、1.1819-49、1.1919、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1577が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1516-42、1.1373-90、1.1357、1.1313、1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3377-98が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3443、1.3471-90、1.3511-37、1.3560-71、1.3661、1.3727-51、1.3789-00、1.4000越えをストップに売り直しとなる。下値は1.3300前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3248、1.3216、1.3123-35、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は177.94まで上値を拡大も、現状は押さえられる形。上値は177.45-94が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて179円、180円のサイコロジカルをストップに順次売り場探し。下値は176円ミドルが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて175.57-87、175.25-36、ギャップの上限となる174.82-25、174.69、下限となる174.82、172.14-27、170.97-24、169.73-82、169.04割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も205.53まで上値を再拡大も、上値追いは避けたい。上値は204円前後が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、サイコロジカルな205.33、205.79、サイコロジカルな206円や207円、208.12越えをストップに順次売り直しとなる。下値は202円ミドルが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて201.82-93、200.68、ギャップの上限となる200.22、下限となる198.88、197.39-49、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、100.95まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、100円前後が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて100.53、100.95-04、101.56、102.41、104.53、105.43越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、98.08-21が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて97.62、96.62-92、96.26、95.71-81、95.15-55、94.41、93.81-32、93円割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、88.58まで上値を拡大も抑えられる形。上値は、88.06が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.58、88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は、86.95が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて86.23-33、85.19-35、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。