今日の裏読み、表読み(2025/10/23)

昨晩は材料が薄く、総じて揉み合い的な展開を続けた。引き続き突発的なニュースには注意だが、様子見ムードが続く前提で対応したい。
 金融政策としては、韓国中銀とトルコ中銀が政策金利を公表する。
 韓国中銀の影響はないが、トルコ中銀は、1.25%の利下げが想定されている。ただ、直近トルコ中銀総裁は、利下げペースを落とすことを示唆しており、利下げが小幅に留まるなら一定のトルコリラ相場の下支えとなるか注目したい。
 経済指標としては、日9月スーパー販売額、仏10月企業景況感指数、トルコ9月消費者信頼感指数、英9月CBI受注動向調査と製造業楽観視数、メキシコ8月小売売上高、加8月小売売上高、ユーロ圏10月消費者信頼感・速報値、米国では、週間新規失業保険申請件数、シカゴ地区連銀全米活動指数、、9月中古住宅販売件数とカンザスシティー連銀・総合指数などの発表が予定されている。
 米経済指標の一部は政府閉鎖の影響で引き続き発表が見送られる可能性が高いことから、注目はユーロ圏10月消費者信頼感となる。強弱は不透明も、予想対比でブレが見えた場合、相場に一定の反応があるだろうが、ECBが当面政策を変更する可能性は低く、大きな動きにつながり難いことは留意しておきたい。
昨晩も若干揉み合い気味の展開。月末に向けたFOMCやECB理事会を控えて、様子見ムードが続きそうだ。
 要人発言としては、既にFRBがブラックアウト期間入りしているが、本日からECBがブラックアウト期間に突入する。従って、要人発言からヒントを得づらくなるが、引き続きトランプ大統領の突発的な発言には留意しておきたい。
 その他引き続き株高や米長期金利の動向、米政府閉鎖の今後の展開などにも一応注意を払って対応したい。

 戦略としては、ドル円は、153.27まで上昇後、下値を149.38で支えて、このレンジでの揉み合いの展開。このレンジをブレイクするまでは、逆張り的な対応を検討したい。上値は、152.17-62が抑えると弱く、買いは利食い優先で売っても超えるなら止めて153.27、154.80、155.89、156.25、156.75越えをストップに順次売り場探し。下値は、151円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて150.16-28、149.38、ギャップの下限となる147.50-82、146.43-60、145.49、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1919まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.1655-80が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1728-31、1.1759-80、1.1819-49、1.1919、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1516-42を前に、下げ渋りでは売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1373-90、1.1357、1.1313、1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3398が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3443、1.3471-90、1.3511-37、1.3560-71、1.3661、1.3727-51、1.3789-00、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は1.3300前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3248、1.3216、1.3123-35、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は177.94まで上値を拡大も、現状は押さえられる形。上値は176.62-91が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて177.17、177.94、179円、180円のサイコロジカルをストップに順次売り場探し。下値は、175.57-77が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて175.25-36、ギャップの上限となる174.69-82、下限となる174.82、172.14-27、170.97-24、169.73-82、169.04割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も205.53まで上値を再拡大も、上値追いは避けたい。上値は203.54-76が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、サイコロジカルな204円、205.33、205.79、サイコロジカルな206円や207円、208.12越えをストップに順次売り直しとなる。下値は201.82-93が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて200.68、ギャップの上限となる200.22、下限となる198.88、197.39-49、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、100.95まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、99円前後が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて99.49、100円前後、100.53、100.95-04、101.56、102.41、104.53、105.43越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、96.62-92が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて96.26、95.71-81、95.15-55、94.41、93.81-32、93円割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、88.58まで上値を拡大も抑えられる形。上値は、87.49が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.06、88.58、88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は、86.23-33が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.19-35、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。