昨晩は若干リスクオフの動き。特に米リース会社や地銀の不良債権問題が影響を与えたようだが、本日は週末であり、更にこの問題の広がりには注意しておきたい。
本日の経済指標としては、ユーロ圏9月消費者物価指数・改定値、加8月対内外証券投資額、米国では9月住宅着工件数、9月建設許可件数、9月輸入・輸出物価指数、9月鉱工業・製造業生産と設備稼働率などが発表される予定。
注目としては、ユーロ圏9月消費者物価指数は、強弱次第も改定値であり、数値がブレなければ影響は限られそう。一方米国では、引き続き米政府機関閉鎖の影響で発表されるか不透明だが、あまり影響力の強い指標の発表は予定されておらず、影響は限られるとみておきたい。
要人発言としては、国際通貨基金と世界銀行年次総会を始めとした金融イベントが続いており、要人発言も注意を払って起きたが、本日も内田眞一日銀副総裁が発言する。10月会合での利上げは想定されていないが、直近日銀要人からタカ派発言が続いており、あまり無視するのは危険な雰囲気も残りそうだ。
その他本日も自民党と日本維新の会が、政策協議を継続。本日一定の道筋が示される可能性が指摘されており、もし連立が実現するなら高市トレードの再燃も想定されるが、一方で破綻となった場合のリスクが高いことは留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、153.27まで上昇も、じりじりと上値が重くなっている。上値は、既に151.40-74が抑えると弱く、買いは利食い優先で売っても超えるなら止めて152.16-62、153.27、154.80、155.89、156.25、156.75越えをストップに順次売り場探し。下値は、150.21が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて149.75、ギャップの下限となる147.50-82、146.43-60、145.49、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28割れをストップに順次買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1919まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.1721-31が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1759-80、1.1819-49、1.1919、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1600-11が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1516-42、1.1373-90、1.1357、1.1313、1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3454が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3490、1.3511-37、1.3560-71、1.3661、1.3727-51、1.3789-00、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は1.3335が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3248、1.3216、1.3123-35、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は177.94まで上値を拡大も、現状は押さえられる形。上値は176円ミドルが抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて176.91-17、177.94、179円、180円のサイコロジカルをストップに順次売り場探し。下値は、175.35が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めてギャップの上限となる174.69-90、下限となる173.25前後、172.14-27、170.97-24、169.73-82、169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も205.33まで上値を拡大も、現状は上げ渋る形。上値は203.52が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて205.33、205.79、サイコロジカルな206円や207円、208.12越えをストップに順次売り直しとなる。下値は201.25-60が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めてギャップの上限となる200.22、下限となる198.88、197.39-49、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、100.95まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、98.82が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて99.49、100円前後、100.53、100.95-04、101.56、102.41、104.53、105.43越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、96.67-86が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めてギャップの下限となる96.32、95.71-81、95.15-55、94.41、93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、88.58まで上値を拡大も抑えられる形。上値は、86.88が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて87.47、88.06、88.58、88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は、85.53-76が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.19-28、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。