昨晩も若干相場の反応は限定される形。米中通商問題や米政府閉鎖の影響が不透明、また重要な米経済指標の発表が延期されており、相場が動きづらい展開が続きそうだ。
経済指標としては、日8月機械受注、豪9月雇用統計、英国では、8月月次GDP、8月鉱工業生産・製造業生産・建設部門生産・
サービス部門指数、8月貿易収支、ユーロ圏8月貿易収支、加9月住宅着工件数、米国では、9月卸売物価指数と小売売上高、週間新規失業保険申請件数、10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、8月企業在庫、10月NAHB住宅市場指数などの発表が予定されている。
注目はやはり、9月卸売物価指数と小売売上高となるが、米政府機関閉鎖の影響で発表が延期される可能性があり、その場合相場に影響は限られそう。
一方本日も金融会議やイベントが続き要人発言の機会が多いが、田村直樹日銀審議委員がタカ派的な発言を続ける可能性が高く、その場合、一時的な円高も考慮しておきたい。その他ECBや英中銀、FRBの要人発言が続くが、基本的に影響は限られるとしても、グリーン英中銀委員やマン英中銀委員など、年内の利下げに言及するならポンド売りを誘いそうだ。
その他本日、自民党と日本維新の会が、連立を視野に政策協議に入る模様。結果次第で荒れそうだが、もし連立が実現するなら高市トレードの再燃も想定されることは留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、153.27まで上昇も、現状は上値を抑える形。上値は、152.16-62が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて153.27、154.80、155.89、156.25、156.75越えをストップに順次売り場探し。下値は、150.90が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて150.25、149.75、ギャップの下限となる147.50-82、146.43-60、145.49、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28割れをストップに順次買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1919まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.1648-81が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1721-31、1.1759-80、1.1819-49、1.1919、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1516-42が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1373-90、1.1357、1.1313、1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3438-54が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3490、1.3511-37、1.3560-71、1.3661、1.3727-51、1.3789-00、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は1.3248が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3216、1.3123-35、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は177.94まで上値を拡大も、現状は押さえられる形。上値は176.91-17が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて177.94、179円、180円のサイコロジカルをストップに順次売り場探し。下値は、175.35が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めてギャップの上限となる174.69-90、下限となる173.25前後、172.14-27、170.97-24、169.73-82、169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も205.33まで上値を拡大も、現状は上げ渋る形。上値は203.52が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて205.33、205.79、サイコロジカルな206円や207円、208.12越えをストップに順次売り直しとなる。下値は201.25-33が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めてギャップの上限となる200.22、下限となる198.88、197.39-49、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、100.95まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、99.49が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて100円前後、100.53、100.95-04、101.56、102.41、104.53、105.43越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、97.86が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めてギャップの下限となる97.51、96.67-86、96.32、95.71-81、95.15-55、94.41、93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、88.58まで上値を拡大も抑えられる形。上値は、87.47が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.06、88.58、88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は、ギャップの下限となる86.07が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.53-76、85.19-28、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。