今日の裏読み、表読み(2025/10/08)

昨日も円が全面安となった。ただ、15日に予定されている首班指名選挙までは、連立の枠組みなど不透明感が残ることで、追いかけるのは避けたい。一時的な失望の動きもありそうだ。
 金融政策としては、NZ準備銀行の政策金利、9月16日-17日開催分のFOMC議事録が公表される。
 NZ準備銀行に関しては、0.25%の利下げが想定されているが、そろそろ利下げムードも終了する可能性があり、今後据え置きが示唆されるとNZドルに買い戻しが出易い。FOMC議事録では、この時のドット・チャートから今年後2回の利下げが示唆されたが、予防的利下げが示唆されており、タカ派的な発言が出る可能性が高く、ドルに買い戻しの局面を与えそうだ。ただ、もし株価が調整を強めるならリスクオフ的な円買いとなるリスクがあることは留意しておきたい。
 経済指標としては、日8月毎月勤労統計調査、8月国際収支、9月景気ウオッチャー調査、独8月鉱工業生産、スウェーデン9月消費者物価指数などが発表される。
 大きな材料はなく、経済指標での反応はなさそうだ。
 要人発言としては、植田日銀総裁の発言機会があるが、現状の日銀のスタンスは、利上げムードであり、タカ派的な発言が出る可能性があり、現状の円売りを追いかけるのは避けたい。

 戦略としては、ドル円は、高市トレードから円売りが続いているが、引き続き最低でも追いかけて買うのは避けたい。上値は152.30が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて154.80、155.89、156.25、156.75越えをストップに順次売り場探し。下値は、151円や150円ミドルが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて149.75、ギャップの下限となる147.50-82、146.43-60、145.49、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1919まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.1721-31が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1759-80、1.1819-49、1.1919、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1608が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1574、1.1516-28、1.1373-90、1.1357、1.1313、1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3490が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3511-37、1.3560-71、1.3661、1.3727-51、1.3789-00、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は1.3392が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3324、1.3259-82、1.3216、1.3123-35、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は177.15まで上値を拡大も、上値追いは避けたい。上値は177円ミドルが抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、歴史的最高値で不透明感が強いが、178円や179円、180円のサイコロジカルをストップに順次売り場探し。下値は、175.79が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めてギャップの上限となる174.69-90、下限となる173.25前後、172.14-27、170.97-24、169.73-82、169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も204.07まで上値を拡大も、上値追いは厳しい。上値は204円ミドルや205円が抑えると売りは利食いで、売っても超えるなら止めて205.79、208.12越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、202.12が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて201.25、ギャップの上限となる200.22、下限となる198.88、197.39-49、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、100.05まで上値を再拡大。上値は、サイコロジカルな100円ミドルが抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて101.04、101.56、102.41、104.53、105.43越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、99.17が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて98.89、ギャップの上限となる98.18、下限となる97.51、96.67-86、96.32、95.71-81、95.15-55、94.41、93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、88.14まで上値を再拡大。上値は、88.14-36が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は、87.26-42が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めてギャップの上限となる86.19、下限となる86.07、85.53-76、85.19-28、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。