昨晩は、ドルに買い戻しが優勢となった。米経済指標が弱かったにも、米長期金利が上昇。直近米経済指標と米長期金利の動向に整合性が低下していることは、留意して対応したい。
本日の経済指標としては、豪第2四半期GDP、中8月財新サービス業PMI、トルコ8月消費者物価指数、ユーロ圏各国の8月サービス業PMI・改定値、英8月サービス業PMI・改定値、ユーロ圏7月卸売物価指数、メキシコ8月消費者信頼感指数、加第2四半期労働生産性指数、米国では、7月耐久財受注・改定値、7月雇用動態調査、7月製造業新規受注や米地区連銀経済報告などが発表される。
注目としては、豪第2四半期GDPや中8月財新サービス業PMI、ユーロ圏各国と英8月サービス業PMI・改定値などの強弱が見えると一定の反応を示しそう。米国では、週末の米雇用統計を控えて7月雇用動態調査が注目となるが、雇用のトレンドを示す指標とも言えず、サプライズが無ければ影響は限られそうだ。
要人発言としては、ラガルドECB総裁やブリーデン英中銀副総裁などの発言機会があるが、仏や英国にまた財政懸念が持ち上がっており、こういった面の発言に注目されるが、牽制的な発言があっても、動きを止めることはできなそうこの問題が更に悪化するなら注意となる。
戦略としては、ドル円は、若干揉み合いの展開。上値は148.94が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて150円、150.92、151.25-30越えをストップに順次売り場探し。下値は、147.94が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて146.58-77、146.20や145.76-85、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1830まで上値を拡大も、更なる展開となっていない。上値は1.1737-43が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1770-30、1.1909、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1613が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1574、1.1516-28、1.1373-90、1.1357、1.1313、1.1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3550-67が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3595、1.3648-82、1.3751-89、1.3900、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3340が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3259-82、1.3216、1.3123-35、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は173.90まで上値を拡大も上値追いは厳しい。上値は173.41が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて173.90、175円、更に最高値の175.43越え、176円や177円をストップに順次売り場探し。下値は、172.26が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて170.97-24、169.73-82、169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円は200.29まで上値を拡大。上値は200.27-29が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて201円、202円や203円などのサイコロジカル越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、198.32が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて197.86-95、197.39、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、下落を86.05で維持して97.44まで反発も更なる展開とならず、上値は、96.88-07が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて97.44、98.00、99.18や100円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は96.36が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて95.71-81、95.15-55、94.41、93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して89.07まで反発。上値は、87.18が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて87.70、88.36、88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は86.60維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.99-13、85.19-56、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。