今日の裏読み、表読み(2025/08/15)

昨晩は、ドルに買い戻しが優勢となった。ただ引き続き日替わり的なドルの動きとも言えて、加えて本格的な夏休みシーズンであり、本日は週末であることからも追いかけるのは避けたい。
 本日の経済指標としては、NZ8月製造業PMI、日本の4-6月期四半期実質GDP・1次速報値、6月鉱工業生産・設備稼働率、中国の7月住宅価格指数、7月小売売上高、7月鉱工業生産、7月固定資産投資、7月失業率、加6月製造業出荷と卸売売上高、米国では、7月小売売上高、8月NY連銀製造業景気指数、7月輸入・輸出物価指数、7月鉱工業・製造業生産、7月設備稼働率、6月企業在庫、8月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などが発表される。
 日本のGDPの影響は限られるとみるが、注目は中国の一連の指標の強弱、米国では、7月小売売上高、8月NY連銀製造業景気指数や8月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値となる。
 中国では、一時の中国経済に対する懸念が薄らぎ、米との通商交渉も延期が一旦決定していることで、無難な数字なら問題はなさそう。一方米国では、景況案指数はまちまちとしても、弱い結果がリスクとなるが、また、ミシガン大のインフレ期待などの上昇が見えると昨晩のPPIの強い結果を裏付けそうだ。
 その他、アラスカで米ロ首脳会談が開催される。ウクライナ問題に関して、どういった協議が行われるか注目となるが、ゼレンスキ―大統領は不在であり、恐らくこの段階での停戦合意は難しいと見られる。後は共同声明などでどういった見解が示されるか注意だが、トランプ大統領だけに、サプライズがあれば相場の波乱要因となることは、留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、148.52が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて149円、150円、150.92、151.25-30越えをストップに順次売り場探し。下値は、147円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて146.20や145.76-85、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1830まで上値を拡大も、更なる展開となっていない。上値は1.1715-30が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1770-30、1.1909、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1590-99が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1516-28、1.1373-90、1.1357、1.1313、1.1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3595-20が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3648-82、1.3751-89、1.3900、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.35前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3399-22、1.3342、1.3259-82、1.3216、1.3123-35、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は173.90まで上値を拡大も上値追いは厳しい。上値は173.02が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて173.90、175円、更に最高値の175.43越え、176円や177円をストップに順次売り場探し。下値は、170.97が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて169.73-82、169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円は200.29まで上値を拡大。上値は200.50や201円が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて202円や203円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、198.60が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて198.18、197.39-68、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落を86.05で維持して97.44まで反発も更なる展開とならず、上値は、96.76-07が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて97.44、98.00、99.18や100円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は95.49が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて94.80-91、93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して89.07まで反発。上値は、88.36が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は87.11が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて86.63、85.85、85.19-45、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。