昨晩は、FOMCを受けてドル買いが優勢となるも、基本この決定は織り込みの範囲であり、追いかけてドルを買うのは避けたい。
金融政策としては、日銀金融政策決定会合、南アフリカ準備銀行が政策金利を公表する。日銀は据え置きで間違いないと見られる。一方南ア準備銀行は、0.25%の利下げが想定されており、これも一定の織り込みの範囲となるが、ただ、声明など今後利下げの停止が示唆されると南ア相場を支えそう。また、植田日銀総裁の定例記者会見では、ハト派の姿勢が示されると円売りのサポートなる可能性に留意しておきたい。
経済指標としては、日) 6月鉱工業生産・速報値、6月新設住宅着工戸数、7月消費者態度指数・一般世帯、6月小売業販売額・百貨店・スーパー販売額、豪第2四半期輸入・輸出物価指数、6月住宅建設許可件数と小売売上高、中国国家統計局の7月製造業と非製造業PMI、独6月輸入物価指数と7月消費者物価指数・速報値 、スイス6月実質小売売上高、仏7月消費者物価指数・速報値と6月卸売物価指数、トルコ6月貿易収支、独7月失業者数・失業率、ユーロ圏6月失業率、南ア6月卸売物価指数、南ア6月貿易収支、加6月月次GDP、米国では、第2四半期雇用コスト指数、6月個人所得・消費支出、週間新規失業保険申請件数、7月ダラス連銀・PCE価格指数、7月シカゴ購買部協会景気指数などが発表される。
材料が多く注意が必要だが、注目は中国国家統計局の7月PMI、独仏の7月消費者物価指数・速報値、米国の6月個人所得・消費支出、週間新規失業保険申請件数、7月ダラス連銀・PCE価格指数や7月シカゴ購買部協会景気指数などとなる。
指標の強弱で相場が一定の動きを示すと見られるが、特に直近良好な週間新規失業保険申請件数などの悪化が見えると失望の動きもありそうだ。
その他本日は月末であり、東京仲値やロンドン・フィキシングのフローの動きも注意を払っておきたい。
戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、150円を前に上げ渋りでは買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて150.49、151.25-30越えをストップに順次売り場探し。下値は、148円ミドルが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて147.80、146.81、145.76-85、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1830まで上値を拡大も、更なる展開となっていない。上値は1.1573が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1703-11、1.1770-30、1.1909、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.14前後が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1357-73、1.1313、1.1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.34386が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3453、1.3588-20、1.3648-82、1.3751-89、1.3900、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.32前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3123-40、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は173.90まで上値を拡大も上値追いは厳しい。上値は172.08-32が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて173.90、175円、更に最高値の175.43越え、176円や177円をストップに順次売り場探し。下値は、169.86が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も187.69で下値を維持して199.98まで反発。上値は198.43-52が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて199.20-30、199.98、200.50や201円、202円や203円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、197.44-45が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて196.78、195.36、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、下落を86.05で維持して97.44まで反発も更なる展開とならず、上値は、96.95が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて97.30-44、98.00、99.18や100円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は95.28-63が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて94.80-03、93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して89.07まで反発。上値は、88.60が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて89.07-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は88円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて87.45、86.91-05、86.66、85.85、85.19-45、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。