今日の裏読み、表読み(2025/07/24)

昨晩は、トランプ関税で日本が合意したことで、株価が強い上昇も、リスクオンの動きは限られている。若干この合意も不透明な点が多く、梯子を外される可能性には注意して対応したい。また、引き続きFOMCや本格的な夏休みシーズンを控えており、様子見ムードも残ることは留意しておきたい。
 本日 金融政策としても、トルコ中銀と欧州中央銀行が政策金利を公表する。トルコ中銀は利下げ、欧州中央銀行は据え置きが想定されており、これは一定の織り込みの範囲で、焦点は今後の政策方針の行方で、トルコ中銀は更なる利下げがあるのか注目されるが、既にトルコ安が慢性化しており、その影響は少なそう。一方ECBは据え置きが続く見通しとなるが、こちらもそれによるユーロ買いは限られそうだ。
 経済指標としては、日6月スーパー販売額、独8月GFK消費者信頼感調査、仏7月企業景況感・製造業景況感指数、ユーロ圏各国の7月製造業とサービス業PMI・速報値、英7月製造業とサービス業PMI・速報値、6月CBI受注動向調査と製造業楽観視数、加5月小売売上高、米国では、6月建設許可件数・改定値、週間新規失業保険申請件数、7月シカゴ地区連銀全米活動指数、7月製造業・サービス業・総合PMIの速報値、6月新築住宅販売件数、7月カンザスシティー連銀・総合指数などが発表される。
 注目としては、各国のPMIは強弱差が見えると一定の影響はありそう。また米国では、週間新規失業保険申請件数、7月シカゴ地区連銀全米活動指数、6月新築住宅販売件数、7月カンザスシティー連銀・総合指数などの強弱次第だが、直近の米指標をみる限り、強弱が入り混じる可能性が高く、その面では反応は限定されそうだ。
 また直近の米長期金利は、日替わり的であり、昨日の上昇からは、再び調整する可能性もあり、ドル自体は追いかけるというよりは、逆張りのスタンスが良さそうだ。

 戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、147.21が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて147.95、149.09-25、150.49、151.25-30越えをストップに順次売り場探し。下値は、145.76が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて144.18、143.32-44、142.68、141.97-28、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1830まで上値を拡大も、更なる展開となっていない。上値は1.1790-30が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1909、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1679が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.16156、1.1557、1.1405-46、1.1357-73、1.1313、1.1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3586-20が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3648-82、1.3751-89、1.3900、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3462が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3402、1.3335-65、1.3250や1.32割れ、1.3123-40、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は173.24まで上値を拡大も上値追いは厳しい。上値は172.94-24が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて174円や175円などの順次サイコロジカル、更に最高値の175.43越えをストップに順次売り場探し。下値は、171.36が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて170.82、169.86、169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して199.98まで反発。上値は199.30が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて199.98、200.50や201円、202円や203円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、19744が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて196.78、195.36、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落を86.05で維持して97.44まで反発も更なる展開とならず、上値は、96.97が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、97.23-44、98.00、99.18や100円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は95.40-63が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて94.80-03、93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して88.91まで反発。上値は、88.81-23が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は87.45が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて86.91-05、86.66、85.85、85.19-45、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。