昨晩は若干様子見ムードの強い展開に留まったが、本日は注目の米CPIが発表されることで、一定の展開となる可能性に注目したい。
経済指標としては、英6月英小売連合・小売売上高調査、豪7月ウエストパック消費者信頼感指数、中国の6月住宅価格指数、第2四半期GDP、6月小売売上高と鉱工業生産、6月固定資産投資、6月失業率・都市部、独ユーロ圏7月ZEW景況感調査、ユーロ圏5月鉱工業生産、加5月製造業出荷と6月消費者物価指数、米国では、6月消費者物価指数と7月NY連銀製造業景気指数、6月クリーブランド連銀・消費者物価指数などが発表される。
注目としては、中国に一連の経済指標は弱い結果がリスクだが、中国のGDPは政府によって操作されている可能性があり、影響は限られそう。独ユーロ圏7月ZEW景況感調査は、強弱次第も一応堅調が想定されており、サプライズは弱い結果。一方米6月消費者物価指数は、トランプ関税の影響から強い結果想定されているが、あくまで予想比の反応となることは留意。また7月NY連銀製造業景気指数は、強弱次第だが、この指数はブレが激しいことから、注意して対応したい。
要人発言としては、週末のブラックアウト期間を前に、ボウマンFRB副議長などの発言に注目されるが、7月の早期利下げを睨んで、期待感につながるか焦点。また、米企業決算がスタートする。良い結果が株価を支えるか注目だが、事前に一定の織り込みもあり、利食いが優勢となるならリスクオフの動きになり易い。
戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、148.03-28が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて148.03-28、148.48、149.15-25、150.49越えをストップに順次売り場探し。下値は、146.86が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて145.76、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1830まで上値を拡大も、更なる展開となっていない。上値は1.1750-65が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1790-30、1.1909、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1580-90を前に下げ渋りでは売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1405-46、1.1357-73、1.1313、1.1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3586-20を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3648-82、1.3751-89、1.3900、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3370を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3335、1.3250や1.32割れ、1.3123-40、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は172.47まで上値を拡大も上値追いは厳しい。上値は173円が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて174円や175円などの順次サイコロジカル、更に最高値の175.43越えをストップに順次売り場探し。下値は、171.70が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて170.82、169.86、169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も187.69で下値を維持して199.84まで反発。上値は199.45-84が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて200.50や201円、202円や203円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、198円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて196.78、195.36、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、下落を86.05で維持して97.07まで反発も、上値追いは避けたい。上値は、97.07-34が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて99.18や100円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は96円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて95.40、94.80-03、93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して反発。上値は、88.63-85が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて89.28-55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は88円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて87.48-56、86.91-05、86.66、85.85、85.19-45、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。