今日の裏読み、表読み(2025/06/30)

今週は、既に米6月雇用統計を睨んだ週となるが、金曜日が米独立記念日で休場のため、発表が3日の木曜日となることは留意しておきたい。また、7月9日が、トランプ関税の期限となるが、これに向けて関税交渉の行方なども注視しておきたい。
 経済指標としては、日本の5月鉱工業生産・速報値、5月新設住宅着工戸数・建設工事受注額、NZ6月ANZ企業信頼感・自社業績予想指数、豪5月住宅ローンと民間部門貸付、中国6月国家統計局の製造業と非製造業PMI、独5月輸入物価指数と小売売上高、英第1四半期GDP・改定値と経常収支、スイス6月KOF景気先行指数、トルコ5月失業率、ポーランド5月消費者物価指数・速報値、南ア5月貿易収支、独6月消費者物価指数・速報値、米国では、6月シカゴ購買部協会景気指数、6月ダラス連銀製造業業況指数などが発表される。
 注目としては、中国のPMIは強弱次第も、直近は中国経済に対する関心度が落ちており、反応は限定されそう。また、独6月消費者物価指数・速報値は、落ち着いた結果が見えるとECBの利下げ停止の観測をサポートしそうだ。一方米国では、6月シカゴ購買部協会景気指数やダラス連銀製造業業況指数などが、米経済を見る上で参考となるが、普段あまり材料視されない指標であることから、サプライズがなければ、影響は限られそうだ。
 要人発言としては、今週ECBフォーラムが開会されることで発言機会が多いが、発言自体の影響は限定されても、総じてECBの利下げ停止、FRBの早期利下げの観測につながるか注目した。
 その他、本日は月末、半期末でトレンドとは無関係な大口のフローが出る可能性があることで、東京仲値やロンドン・フィキシングの動きも注意してみておきたい。

 戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、145.95を前に上げ渋りでは、買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて147.33、148.03-28、148.48、149.15-25、150.49、151.21越えをストップに順次売り場探し。下値は、143.65-75の維持では売りは利食いで、買っても割れるなら止めて142.80、142.37-53、141.97-13、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1753まで上値を拡大も、上値追いは厳しい。上値は1.1753が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.18や1.1850の順次サイコロジカル、1.1876、1.1909、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.16ミドル前後が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1580-90、1.1405-46、1.1357-73、1.1313、1.1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3771まで高値を更新も上値追いは厳しい。上値は、1.3771が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3800、1.3900、1.4000などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.36ミドル前後の維持では売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3591、1.3500、1.3370、1.3335、1.3250や1.32割れ、1.3123-40、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は169.81まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は170円前後が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて170.50や171.00などの順次サイコロジカル、更に最高値の175.43越えをストップに順次売り場探し。下値は、169円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて168.56、167.92、166.82、166.04、164.95、164.55-63、164.17、162.80-89割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して198.61まで反発。上値は198.81が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて198.96、199.81、200.00越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、197.72が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて169.95、196.11、195.51、195円、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大もこれを維持する形。上値は、94.86-00を前に上げ渋りでは利食い優先で、売っても超えるなら止めて95.65-75、97.34、99.18越えをストップに順次売り直しとなる。下値は93.81-94が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して反発。上値は、87.82-25が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.85、89.28-55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は86.66-91が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.85、85.19-45、84.61、83.89-17、83.25、82.22割れをストップに買い直しとなる。