今日の裏読み、表読み(2025/06/24)

昨晩は、中東情勢を背景としたリスクオフの動きも、イランの反撃が限定的との見方から、巻き戻しが優勢となっている。ただ、まだまだ不透明感が続くことで、安心するのは時期尚早となる。
 経済指標としては、日5月スーパー販売額、独6月ifo企業景況感指数、英5月CBI受注動向調査、加5月消費者物価指数、米第1四半期経常収支、4月月次住宅価格指数とS&P/ケース・シラー住宅価格指数 、6月コンファレンス・ボード/消費者信頼感指数やリッチモンド連銀・製造業総合指数などが発表される。
 注目としては、独6月ifo企業景況感指数、米住宅指標、6月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数やリッチモンド連銀・製造業総合指数となる。
 独6月ifo企業景況感指数は強弱次第だが、影響は限られそう。米国では、特にソフト・データが焦点。未だ中東の影響は限られるとしても、トランプ関税の悪影響が続くと米長期金利の押し下げ要因となりそうだ。
 その他今週は要人発言の機会が多いが、特に本日は、パウエルFRB議長が。米下院金融サービス委員会で議会証言を行う。トランプ大統領が再び、6月FOMCで政策金利が据え置かれたことで怒りを表明しているが、これに対して毅然とした態度を示すか焦点。もし、日和見的な発言が見えた場合、FRBの信認失墜につながるが、こういったことは想定しづらい。あくまで利下げを急がない姿勢が示されるなら、米長期金利の下支えとなりそうだ。
 また、NATO首脳会議に、トランプ大統領が出席する。恐らく国防費の増額を要求すると見られるが、それ自体に対する影響は限られそうだ。

 戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、148.03を前に上げ渋りでは、買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて148.28-48、149.15-25、150.49、151.21越えをストップに順次売り場探し。下値は、146円前後の維持では売りは利食いで、買っても割れるなら止めて145.12、144.73、144.32、143.65、142.80、142.37-53、141.97-13、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1631まで上値を拡大も、上値追いは厳しい。上値は1.1615-31が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1700や1.1750、1.18などの順次サイコロジカル、1.1876、1.1909、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1446が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1405、1.1357-73、1.1313、1.1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3623まで直近高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3622-33が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.37や1.37ミドル1.38などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3370が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3335、1.3250や1.32割れ、1.3123-40、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は169.71まで上値を拡大も上値追いは避けたい。上値は169.71が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて170.50や171.00などの順次サイコロジカル、更に最高値の175.43越えをストップに順次売り場探し。下値は、168.74が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて167.95、166.82、166.04、164.95、164.55-63、164.17、162.80-89割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して198.21まで反発。上値は198.21が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は、197.26が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて196.11、195.70、195.51、195円、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大もこれを維持する形。上値は、94.85-00を前に上げ渋りでは利食い優先で、売っても超えるなら止めて95.65-75、97.34、99.18越えをストップに順次売り直しとなる。下値は93.81が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して反発。上値は、88.00-25が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.85、89.28-55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は86.66が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.85、85.19-45、84.61、83.89-17、83.25、82.22割れをストップに買い直しとなる。