今週は多くの中銀が金融政策を発表することで、結果次第では相場が荒れることは注意。最大の注目はFOMCだが、恐らく据え置きとなるが、焦点はドッド・チャートの結果がで、今年の利下げ見通しが前回の2回から1回に縮小されるとの見方が出ている。その場合、市場は失望の動きとなり易い。またG7サミットが開催される中、イスラエルとイランの紛争が過激化している。今回はただでは済まないようで、戦況の烈火やイランの米軍基地攻撃などあらあればリスク回避の動きは続きそうだ。
本日の経済指標としては、英5月ライトブーム住宅価格、中国の5月住宅価格指数、5月小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資、5月失業率、スイス5月生産者輸入価格、トルコ4月経常収支、ユーロ圏5月労働コストと賃金、加5月住宅着工件数、米6月NY連銀製造業景気指数などが発表される。
注目としては、中国の指標は強弱次第も、大きな落ち込みが見えなければ影響は限られそう。焦点は、米6月NY連銀製造業景気指数の強弱となるが、週末のミシガン大消費者信頼感指数が強かったこともあり、サプライズは弱い結果となりそうだ。
その他今週の一連の金融政策の発表を前に、様子見ムードからスタートしそうだが、引き続きトランプ大統領の突発的な発言、日米通商協議のニュースなどにも留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、144円ミドルを前に上げ渋りでは、買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて145.47-61、146.28-36、147.13-67、148.28-48、149.15-25、150.49、151.21越えをストップに順次売り場探し。下値は、142.80の維持では売りは利食いで、買っても割れるなら止めて142.37-53、141.97-13、141円、139.88割れをストップに買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1631まで上値を拡大も、上値追いは厳しい。上値は1.1631が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1700や1.1750、1.18などの順次サイコロジカル、1.1876、1.1909、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1489が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.14ミドル、1.1405、1.1357-73、1.1313、1.1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3623まで直近高値を更新も上値追いは避けたい。上値は、1.3633が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.37や1.37ミドル1.38などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3517が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3445-64,1.3389-15、1.3389、1.3335、1.3250や1.32割れ、1.3123-40、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は166.73まで上値を拡大も上値追いは避けたい。上値は、166.73が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて167.95、169.21越えをストップに順次売り場探し。下値は、164.95が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて164.55-63、164.17、162.80-89、162.09、160.96-08、159.17-46、158.36、157円割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も187.69で下値を維持して196.45まで反発。上値は196.24-45が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて197円、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は、193.77が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて193.27、192.73、191.89-07、190.94、189.92、187.44-47、186.02、184.38割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大もこれを維持する形。上値は、94.75-00を前に上げ渋りでは利食い優先で、売っても超えるなら止めて95.65-75、97.34、99.18越えをストップに順次売り直しとなる。下値は92.32が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて92.02-06、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して87.73まで反発も、更なる展開とならず、上値は、87.92-25が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.85、89.28-55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は85.85が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.19-45、84.61、83.89-17、83.25、82.22割れをストップに買い直しとなる。