今日の裏読み、表読み(2025/05/30)

 昨晩は、ドル買いに巻き戻しの動き。本日は月末半期末で、東京仲値やロンドン・フィキシングでの大きなフローの動きに留意して対応したい。
 経済指標としては、NZ4月住宅建設許可件数、日本の4月失業率・有効求人倍率、5月東京都区部消費者物価指数、4月鉱工業生産・速報値、4月小売業・百貨店・スーパー販売額、4月新設住宅着工戸数・建設工事受注額 、豪4月小売売上高と住宅建設許可件数、独4月輸入物価と小売売上高、スイス5月KOF景気先行指数、トルコ第1四半期GDPと4月失業率、南ア4月貿易収支、独5月消費者物価指数・速報値、メキシコ4月失業率、加第1四半期と3月月次GDP、米国では、4月卸売在庫、4月個人所得・消費支出、5月シカゴ購買部協会景気指数、5月ダラス連銀・PCE価格指数、5月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値などが発表される。また、週末には中国国家統計局の製造業と非製造業PMIも発表される。
 注目としては、日本の5月東京都区部消費者物価指数は高止まりが想定されるが、影響は限られそう。また、独5月消費者物価指数・速報値、加第1四半期と3月月次GDPなどは強弱次第だが、原油の下落もあって、独CPIなどは弱い結果が見えそうだ。一方米国では、4月個人所得・消費支出や5月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値の強弱次第。直近も米経済指標はまちまちの結果が続いており、大きな流には繋がり難そうだ。
 本日も要人発言の機会が多く、特に赤沢再生相とベッセント財務長官の関税協議の行方が焦点だが、少なくとも日本に良い結果が見えないと円の下支えとなりそうだ。また、引き続き突然出てくるトランプ大統領の発言にも注意を払っておきたい。
 また、株価面では、MSCIの銘柄入替が実施される。直近日本株の比率は低下傾向が続いており、売り圧力となるか注意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、145.08が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて145.51-83のギャップ、146.10-36、147.13-67、148.28-48、149.15-25、150.49、151.21越えをストップに順次売り場探し。下値は、143.85が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、143円、142.12や141.97、141円、139.88割れをストップに買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1573まで上昇を強める形も、更なる展開とならず、上値は、1.1407-19が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1425-40、1.1500、1.1547-75越えをストップに売場探し。下値は、1.1210を前に下げ渋りでは売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3542まで直近高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3519-22が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3587-93、1.36ミドルや1.37越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3389-19を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3335、1.3250や1.32割れ、1.3123-40、1.3030、1.2985、1.2892、1.2830、1.2744や1.2708割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は165.21まで反発も更なる展開とならず、上値は、164.26が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて164.84、165.21-43、165.97-10、166.69越えをストップに順次売り場探し。下値は、163円前後が維持されると売りは利食いで、買っても162.86-07を割れるなら止めて162.09、160.96-08、159.17-46、158.36、157円割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して196.42まで反発。上値は196.33-42が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて197円、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は、194円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて193.06、191.89-07、190.94、189.92、187.44-47、186.02、184.38割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大もこれを維持する形。上値は、93.88が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて95.65-75、97.34、99.18越えをストップに順次売り直しとなる。下値は92.71が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて92.14、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して87.73まで反発も、更なる展開とならず、上値は、87.03が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて87.73、88.25、88.85、89.28-55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は85.19-48が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて84.61、83.89-17、83.25、82.22割れをストップに買い直しとなる。