昨晩は、ドルに買い戻しが優勢となったが、総じて揉み合いの域を出る展開とはなっていない。本日も月末・半期末を睨んだフローの動きが相場の中心となりそうだ。
本日の政策金利としては、韓国中銀や南アフリカ準備銀行が政策金利を公表する。
両行とも利下げが想定されているが、織り込みの範囲。ただ、更なる利下げの可能性が示唆されるか焦点となる。
経済指標としては、NZ5月ANZ企業信頼感・自社業績予想指数、豪第1四半期民間設備投資、日5月消費者態度指数、トルコ4月貿易収支、南ア4月卸売物価指数、加第1四半期経常収支、米国では、第1四半期GDPと個人消費・改定値、週間新規失業保険申請件数、4月住宅販売保留指数などが発表される。
注目としては、米第1四半期GDPと個人消費・改定値や週間新規失業保険申請件数の強弱が焦点となる。また本日も米7年物国債の入札が実施される。入札が不調に終わると米長期金利がまた上昇を強め、リスクオフにつながり易く、昨日は静かだったが、トランプ大統領の発言にも留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、145.51-83のギャップが抑えると重く、買いは利食い優先で、売り上がっても超えるなら止めて、146.10-36、147.13-67、148.28-48、149.15-25、150.49、151.21越えをストップに順次売り場探し。下値は、144円前後が維持されると売りは利食いで、買っても143.85を割れるなら止めて、143円、142.12や141.97、141円、139.88割れをストップに買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1573まで上昇を強める形も、更なる展開とならず、上値は、1.1341-45が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.1407-19や1.1425-40を超え、更に超えても1.1500、1.1547-75越えをストップに売場探し。下値は、1.1218-56を前に下げ渋りでは売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3542まで直近高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3519-22が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3587-93、1.36ミドルや1.37越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3389を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3335、1.3250や1.32割れ、1.3123-40、1.3030、1.2985、1.2892、1.2830、1.2744や1.2708割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は165.21まで反発も更なる展開とならず、上値は、164.07が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて164.84、165.21-43、165.97-10、166.69越えをストップに順次売り場探し。下値は、163円前後が維持されると売りは利食いで、買っても162.86を割れるなら止めて162.09、160.96-08、159.17-46、158.36、157円割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も187.69で下値を維持して196.42まで反発。上値は195.63が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて196.42、197円、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は、194.48から194円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて193.06、191.89-07、190.94、189.92、187.44-47、186.02、184.38割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大もこれを維持する形。上値は、93.24が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて93.85、95.65-75、97.34、99.18越えをストップに順次売り直しとなる。下値は92.14を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して87.73まで反発も、更なる展開とならず、上値は、87円を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて87.73、88.25、88.85、89.28-55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は85.19-48が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて84.61、83.89-17、83.25、82.22割れをストップに買い直しとなる。