今日の裏読み、表読み(2025/05/23)

昨晩は、リスク回避の動きに巻き戻しが優勢となった。ただ、本日は週末もあって、引き続きリスク回避的な傾向が続く可能性に留意して対応したい。
 経済指標としては、NZ第1四半期小売売上高、英5月GFK消費者信頼感調査、日4月全国消費者物価指数、独第1四半期GDP・改定値、英4月小売売上高、仏5月消費者信頼感指数、メキシコ4月貿易収支、加3月小売売上高、米3月建設許可件数・改定値と4月新築住宅販売件数などが発表される。
 あまり大きな材料はないが、日本の4月全国消費者物価指数の反応は薄く、各国の小売売上高や米住宅関連指標の強弱次第では一定の動きを示すも、総じて反応は限られる見通し。
 また引き続き要人発言が多いが、今日からまた日米関税協議が再開される。ただ、ベッセント財務相は出席しないようで、最終的な決定には至らない可能性があることは留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、既に144円ミドルが抑えると弱く、買いは利食い優先で、越えて売り上がっても、ストップは144.97越え、更に超えても145.51-83のギャップ、146.10-36、147.13-67、148.28-48、149.15-25、150.49、151.21越えをストップに順次売り場探し。下値は、143円を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても142.80を割れるなら止めて142.36、141.97、141円割れをストップに買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1573まで上昇を強める形も、更なる展開とならず、上値は、1.1363-85が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1425-40、1.1500、1.1547-75越えをストップに売場探し。下値は、1.1218を前に下げ渋りでは売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3469まで直近高値を更新も上値追いは厳しい。上値は、1.3369が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.35や1.3550、1.3600越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3389が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3335、1.3250や1.32割れ、1.3123-40、1.3030、1.2985、1.2892、1.2830、1.2744や1.2708、1.2672、1.2560-83割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は165.21まで反発。上値は、163.41-58が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて164.07、164.84、165.21-43、165.97-10、166.69越えをストップに順次売り場探し。下値は、161.59-81が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて160.96-14、159.17-46、158.36、157円割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して196.42まで反発。上値は193.52-72が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて194.22-61、195.27、196.42、197円、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は、191.89が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて190.94、189.92、187.44-47、186.02、184.38割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大もこれを維持する形。上値は、93円前後が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて93.85、95.65-75、97.34、99.18越えをストップに順次売り直しとなる。下値は92円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて91円ミドル、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して87.73まで反発も、更なる展開とならず、上値は、85.63-74が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて86.18、87円、87.73、88.25、88.85、89.28-55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は84.61が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて83.89-17、83.25、82.22割れをストップに買い直しとなる。