昨晩は、リスクオフのトリプル安的な展開。ただ、具体的な材料は見えず、追いかけるのは避けたい。
本日の経済指標としては、日3月機械受注、英4月公共部門純借入額、 仏5月企業景況感・製造業景況感指数、トルコ4月設備稼働率と製造業信頼感指数、ユーロ圏各国の5月製造業とサービス業PMI・速報値、独5月ifo企業景況感指数、英5月製造業とサービス業PMI・速報値と4月CBI受注動向調査、欧州中央銀行理事会・議事録、メキシコ第1四半期GDP・確定値、加4月鉱工業製品・原料価格指数、米国では、4月シカゴ地区連銀全米活動指数、週間新規失業保険申請件数、5月製造業・サービス業・総合PMIの速報値、4月中古住宅販売件数、4月カンザスシティー連銀・総合と製造業活動指数などが発表される。
注目としては、各国の5月製造業とサービス業PMI・速報値の強弱差で相場に一定の動きが出る可能性はあるが、個別では独5月ifo企業景況感指数や米週間新規失業保険申請件数の強弱にも注目して対応したいが、総じて弱い結果の方がリスクが高そうだ。
また本日も中央銀行の金融イベントが続くことで、要人発言の機会が多く、今後の金融政策に関する発言の変化にも注意だが、今で結果が見えていないG7における加藤財務大臣とベンセント財務長官と会談の結果に注目したい。昨日韓国との協議の内容が伝わっており、一部に日本にも、円高圧力がかかると想定されている。ただ、通常為替相場に関して、具体的な内容を表に出すことは少なく、思惑先行なだけに、肩透かしを食らう可能性にも留意しておきたい。一時的な円売りのチャンスはありそうだ。
戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、既に144.19が抑えると弱く、買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、144.97、145.51-83のギャップ、146.10-36、147.13-67、148.28-48、149.15-25、150.49、151.21越えをストップに順次売り場探し。下値は、143.29や143円前後の維持では売りは利食いで、買っても割れるなら止めて142.36、141.97、141円割れをストップに買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1573まで上昇を強める形も、更なる展開とならず、上値は、1.1363-85が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1425-40、1.1500、1.1547-75越えをストップに売場探し。下値は、1.13前後が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1218、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3469まで直近高値を更新も上値追いは厳しい。上値は、1.3369が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.35や1.3550、1.3600越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3389が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3335、1.3250や1.32割れ、1.3123-40、1.3030、1.2985、1.2892、1.2830、1.2744や1.2708、1.2672、1.2560-83割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は165.21まで反発。上値は、163.38-58が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて164.07、164.84、165.21-43、165.97-10、166.69越えをストップに順次売り場探し。下値は、162.14-42が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて161.59、160.96-14、159.17-46、158.36、157円割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も187.69で下値を維持して196.42まで反発。上値は194.22-61が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて195.27、196.42、197円、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は、192.36が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて191円ミドル、190.94、189.92、187.44-47、186.02、184.38割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大もこれを維持する形。上値は、94円前後が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて95.65-75、97.34、99.18越えをストップに順次売り直しとなる。下値は92.12が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて91円ミドル、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して87.73まで反発も、更なる展開とならず、上値は、86.18が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて87円、87.73、88.25、88.85、89.28-55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は85円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて83.89-17、83.25、82.22割れをストップに買い直しとなる。