昨日は、若干揉み合い気味も、米長期金利の高止まりにもドルが軟調な展開。直近の米長期金利の上昇は、ある意味悪い金利上昇と捉えれているようで、ドル相場を支えていないことは留意しておきたい。
本日の経済指標としては、NZ4月貿易収支、日4月通関ベース貿易収支、豪5月先行指数、英4月消費者・小売物価指数、南ア4月消費者物価指数と3月小売売上高、メキシコ4月小売売上高、加4月新築住宅価格指数などが発表される。
本日も米国の指標が見えず、日4月通関ベース貿易収支や英4月消費者・小売物価指数などの強弱次第だが、総じて経済指標に対する反応は限られそう。
また中央銀行の金融イベントが続くことで、要人発言の機会が多く、今後の金融政策に関する発言の変化にも注意だが、特にG7加藤財務大臣がベンセント財務長官と為替に関して協議するとしている。通常ならあえて為替相場を操作するようなことを明らかにすることはなく、不透明感が強いが、兎も角警戒感が続くことは留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、既に145円が抑えると弱く、買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、145.51-83のギャップ、146.10-36、147.13-67、148.28-48、149.15-25、150.49、151.21越えをストップに順次売り場探し。下値は、144円前後の維持では売りは利食いで、買っても割れるなら止めて143.44、142.36、141.97、141円割れをストップに買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1573まで上昇を強める形も、更なる展開とならず、上値は、1.1288-93が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1320-36、1.1365-85、1.1425-40、1.1500、1.1547-75越えをストップに売場探し。下値は、1.1218が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3443まで直近高値を更新するも、更なる展開とならず、上値は、1.3404-45が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.35や1.3550越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3335が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3250や1.32割れ、1.3123-40、1.3030、1.2985、1.2892、1.2830、1.2744や1.2708、1.2672、1.2560-83、1.2477割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は165.21まで反発。上値は、163.38-58が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて164.07、164.84、165.21-43、165.97-10、166.69越えをストップに順次売り場探し。下値は、162.14-42が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて161.59、160.96-14、159.17-46、158.36、157円割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も187.69で下値を維持して196.42まで反発。上値は194.22-61が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて195.27、196.42、197円、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は、192.77-92が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて192.36、191円ミドル、190.94、189.92、187.44-47、186.02、184.38割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大もこれを維持する形。上値は、94円前後が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて95.65-75、97.34、99.18越えをストップに順次売り直しとなる。下値は92.50が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて92.12、91円ミドル、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して87.73まで反発も、更なる展開とならず、上値は、86.18が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて87円、87.73、88.25、88.85、89.28-55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は85.00-34が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて83.89-17、83.25、82.22割れをストップに買い直しとなる。