今日の裏読み、表読み(2025/05/16)

昨晩は、総じて揉み合い気味の展開。トランプ関税の影響が不透明で、ニュースで右往左往しても、当面は動きづらい展開が続きそうだ。
 経済指標としては、NZ5月製造業PMI、日本の1-3月期GDP・1次速報値、3月鉱工業生産と設備稼働率、ユーロ圏3月貿易収支、加3月対内外証券投資額、米国では、4月住宅着工・許可件数、4月輸入・輸出物価指数、5月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などが発表される。
 日本のGDPは、強弱が見えても日銀の姿勢を変えるほどの影響はなさそう。米国では、普段注目を集めないが、4月輸入物価指数は、トランプ関税の影響が直接的に反映されることで、まだ4月分で不透明さは残るが、今後のこの上昇には注意。また、5月ミシガン大学消費者信頼感指数は、米景気の動向いを見る上で重要だが、一方でインフレ期待の継続が続くなら、米長期金利を下支えしそうだ。
 要人発言の機会も多いが、中村日銀審議委員が、トランプ政権の政策の不透明感に言及しながらも、利上げ姿勢を維持するなら、円相場の下支えるとなる可能性はあるが、影響は限定される見通し。

 戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、146.26が抑えると弱く、買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて147.13-67、148.28-48、149.15-25、150.49、151.21越えをストップに順次売り場探し。下値は、144.83を前に下げ渋りで売りは利食いで、買っても割れるなら止めて144.00、143.44、142.36、141.97割れをストップに買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1573まで上昇を強める形も、更なる展開とならず、上値は、1.1266が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1293、1.1320-36、1.1365-85、1.1425-40、1.1500、1.1547-75越えをストップに売場探し。下値は、1.1065を前に下げ渋りでは売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3443まで直近高値を更新するも、更なる展開とならず、上値は、1.3360-87が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3402-45、1.35や1.3550越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.32前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3123-40、1.3030、1.2985、1.2892、1.2830、1.2744や1.2708、1.2672、1.2560-83、1.2477割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は165.21まで反発。上値は、165.21-43を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて165.97-10、166.69越えをストップに順次売り場探し。下値は、162.38を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて161.59、160.96-14、159.17-46、158.36、157円割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して196.42まで反発。上値は196.42が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて197円、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は、193円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて192円ミドル、191円ミドル、190.94、189.92、187.44-47、186.02、184.38割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大もこれを維持する形。上値は、95.65-75を前に上げ渋りでは買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて97.34、99.18越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、92.81が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて92.12、91円ミドル、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して87.73まで反発も、更なる展開とならず、上値は、87.00前後を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて87.73、88.25、88.85、89.28-55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は85.27-44が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて83.89-17、83.25、82.22割れをストップに買い直しとなる。