今日の裏読み、表読み(2025/05/15)

昨晩は ドルに買い戻し、クロス円に利食いが優勢となった。若干相場的には揉み合い気味となっており、特段大きな材料がでなければ、反動的な保合を前提に対応したい。
 金融政策としては、メキシコ中銀が政策金利を公表する。0.50%の利下げが想定されているが、そろそろ利下げモードが終わるか焦点。今後も利下げ継続となるなら、ペソ相場の上値を押さえそうだ。
 経済指標としては、NZ4月食品価格指数、豪4月雇用統計、独4月卸売物価指数、英国では、第1四半期と3月月次GDP・速報値、3月鉱工業・製造業・建設部門・サービス部門生産、3月貿易収支、第1四半期企業投資・速報値、ノルウェー第1四半期と3月月次GDP、スイス4月生産者輸入価格、仏4月消費者物価指数・改定値、ユーロ圏第1四半期GDP・改定値と3月鉱工業生産、第1四半期就業者数・速報値、加4月住宅着工件数、3月製造業出荷・卸売売上高、米国では、4月卸売物価指数、4月小売売上高、5月NY連銀製造業景気指数、5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、週間新規失業保険申請件数、4月鉱工業生産・設備稼働率・製造業生産、5月NAHB住宅市場指数と3月企業在庫などが発表される。
 材料が多く注意が必要だが、英国では弱い指標結果がリスク、米国では、4月卸売物価指数はCPIが弱かったことで、こちらも弱い結果が想定されるが、トランプ関税の影響が不透明で、強弱が見えても反応は限られそう。一方4月小売売上高、5月NY連銀製造業景気指数やフィラデルフィア連銀製造業景気指数、週間新規失業保険申請件数などは、直近米経済の弱さが見えており、こういった状況が確認されるとドルの上値を押さえそうだ。
 本日も要人発言の機会が多いが、特にパウエルFRB議長の講演の注目が集まる。トランプ政権の利下げ圧力が続く中、利下げを急がない姿勢が再度示されるか注目となる。また中東を歴訪中のトランプ発言にも、引き続き留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、147.22-67が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて148.28-48、149.15-25、150.49、151.21越えをストップに順次売り場探し。下値は、145.61を前に下げ止まりでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて144.44-83、143.44、142.36、141.97割れをストップに買い下がりとなる。 
ユーロドルは、1.1573まで上昇を強める形も、更なる展開とならず、上値は、1.1266が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1293、1.1320-36、1.1365-85、1.1425-40、1.1500、1.1547-75越えをストップに売場探し。下値は、1.1065が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3443まで直近高値を更新するも、更なる展開とならず、上値は、1.3352-56が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3377-87、1.3402-45、1.35や1.3550越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3123-40を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3030、1.2985、1.2892、1.2830、1.2744や1.2708、1.2672、1.2560-83、1.2477割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は165.21まで反発。上値は、165.21-43が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて165.97-10、166.69越えをストップに順次売り場探し。下値は、163.16を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて162.38、161.59、160.96-14、159.17-46、158.36、157円割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して196.42まで反発。上値は196.42が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて197円、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は、194円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて193.43-63のギャップ、192円ミドル、191円ミドル、190.94、189.92、187.44-47、186.02、184.38割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大もこれを維持する形。上値は、95.65-75が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて97.34、99.18越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、94.07が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて93.15-52のギャップ、92.12、91円ミドル、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大も維持する形。上値は、87.73が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.25、88.85、89.28-55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は85.99-22のギャップが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.27-44、83.89-17、83.25、82.22割れをストップに買い直しとなる。