今日の裏読み、表読み(2025/05/13)

昨晩は、米中関税協議に一定の合意が見えたことで、リスクオンの展開も、関税の引き下げは、それまでの数字が大きかったことで、サプライズと捉えられているが、未だ中国の商品には、30%の関税が継続すること。また、7月9日の90日の相互関税の延期期日までに、また紛糾する可能性が残っており、このリスクオンの動きを追いかけることは疑問が多いことは、しっかりと心に留めておきたい。
 本日の経済指標としては、英4月英小売連合・小売売上高調査、日銀主な意見公表、豪5月ウエストパック消費者信頼感指数と4月NAB企業景況感・企業信頼感指数、英4月雇用統計、独ユーロ圏5月ZEW景況感調査、南ア第1四半期失業率、米国では、4月NFIB中小企業楽観度指数と4月消費者物価指数などが発表される。
 注目は英4月雇用統計や独ユーロ圏5月ZEW景況感調査の強弱次第。また、米4月消費者物価指数は、前回弱かったことから、強い結果が想定されるが、トランプ関税の影響がどこまで反映されているか不透明で、強弱が見えても、市場は反応しづらい可能性があることは、注意しておきたい。
 イベントとしては、中国で中南米諸国と閣僚級会議、カーニー加首相・新内閣発表、トランプ大統領の中東歴訪など、また要人発言も続くが、総じて影響は限られる見通しとなる。
 
 戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、既に149.15-25のギャップが抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて149.15、150.49、151.21越えをストップに順次売り場探し。下値は145.70を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買い下がっても、割れるなら止めて144.44-83、143.44、142.36、141.97割れをストップに買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1573まで上昇を強める形も、更なる展開とならず、上値は、1.11ミドルが抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1293、1.1320-36、1.1365-85、1.1425-40、1.1500、1.1547-75越えをストップに売場探し。下値は、1.1154-65が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1091、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3443まで直近高値を更新するも、更なる展開とならず、上値は、1.32ミドルが抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3323-56、1.3377-87、1.3402-45、1.35や1.3550越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3123-40が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3030、1.2985、1.2892、1.2830、1.2744や1.2708、1.2672、1.2560-83、1.2477割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は164.92まで再反発。上値は、164.92-04が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて165.43、165.97-10、166.69越えをストップに順次売り場探し。下値は、163.16-36を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて162.38、161.59、160.96-14、159.17-46、158.36、157円、155.59、154.41割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して195.98まで反発も更なる展開とならず、上値は195.81-98が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて196.32、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は、194.86が維持されると売りは利食いで、割れるなら止めて、193.43-63のギャップ割れをストップに買い直し、更に割れても192円ミドル、191円ミドル、190.94、189.92、187.44-47、186.02、184.38割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大もこれを維持する形。上値は、94.43が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて95.75、97.34、99.18越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、93.15-52のギャップを前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買い下がっても割れるなら止めて92.12、91円ミドル、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大も維持する形。上値は、87.24-38が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて87.97-25、88.19-25、88.85、89.28-55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は85.99-22のギャップを前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買い下がっても、割れるなら止めて、85.27-44、83.89-17、83.25、82.22、79.82、79.41-46割れをストップに買い直しとなる。