今日の裏読み、表読み(2025/03/19)

 昨晩は、円が前日の売り相場から利食いが優勢となるも、総じて揉み合い気味の展開。ただ、本日は今週の最大の注目となる日銀金融政策決定会合とFOMCの結果が公表されることで、荒れた動きとなるか注目して対応したい。
 金融政策としては、日銀金融政策決定会合やFOMCが焦点となる。日銀に関しては、利上げは想定されておらず、反応は限られるも、植田総裁の発言にタカ派が続けば円を支えそう。また、FOMCの据え置き見通しだが、同人発表されるドット・チャートが焦点。昨年3月と同様な内容であれば、市場は好感する見通し。ただ、FF金利見通しの今年や来年の利下げ回数が引き下げられるケース、パウエルFRB議長の記者会見が、利下げを急がない姿勢が示されると以上にタカ派と捉えられると、株式市場中心にリスクオフの動きが広がり易いことは留意しておきたい。
 経済指標としては、日本の1月機械受注、2月通関ベース貿易統計と1月鉱工業生産・設備稼働率、南ア2月消費者物価指数と1月小売売上高、ユーロ圏2月消費者物価指数・改定値、NZ第4四半期GDPなどが発表される。
 大きな材料はなく、FOMCを控えて経済指標に対する反応は限られる。一応日本の2月通関ベース貿易統計はサプライズがあれば影響が出るが、基本反応は限られる見通し。またユーロ圏2月消費者物価指数・改定値やNZ第4四半期GDPは結果の強弱次第だが、特にNZGDPは弱い結果が見えると売りが強まりそうだ。

 戦略としては、ドル円は、158.87で上値を抑えられて、下落が146.54まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は150円前後が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、151.18-30、152.31、153円や153.50前後、154円、154.80、155.52越えをストップに順次売り場探し。下値は、148.50-00ゾーンが維持されると売りは利食いで、買いは148.31を割れるなら止めて、147.41、146.54、145.92、143.44、142.96割れをストップに順次買い場探しとなる。
 ユーロドルは、反発が1.0955まで拡大。上値は、1.1000を前に慎重に売り場探し。騙し的な上昇が注意で、ストップは1.1050越えで対応するのが安全そうだ。超えても1.1083、1.1144越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.0869が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めるか、1.0805-31をストップに買い下がり。割れても1.0766、1.0676、1.0600、1.0466-96、1.0360-89、1.0317、1.0277-92割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3010まで反発。上値は、慎重に売場を探して、ストップは1.3048越え、越えても1.3071、1.3103、1.3175越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.2911が維持されると売りは利食い、買い下がっても1.2862-73割れをストップ、割れても1.2800、1.2672-00、1.2560-83、1.2477、1.2373、1.2333、1.2249割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、154.80を維持して164.18まで反発も上値追いは避けたい。上値は、164.18が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて164.55、164.90-165.10越えをストップに順次売り場探し。下値は、162円前後が維持されると売りは利食いで、買ってもクリアに割れるなら止めて160.06-28、158.90、158円、157円、155.59、154.41、153.14、149.67割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して194.91まで反発も、上値追いは避けたい。194.91が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて196.02をストップに売り直しとなる。下値は、193円前後が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて191.47、190.75、188.80、188.25、187.69-25、187.01-25割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、91.83まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、95.76や96円が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて96.50、96.77-00、97.33-52、98.26、98.77、99.17-23越えをストップに順次売り直しとなる。下値は94.00-50が維持されると売りは利食いで、買い下がってもストップは93.64割れ、割れても92.54、91.83、91円、90.13割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、83.15まで下値を拡大も維持する形。上値は、87.38-48が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて87.97-25越えをストップに売り直しとなる。下値は85.00-50が維持されると売りは利食いで、買い下がっても割れるなら止めて94.02、83.07-31、81.56、80.44割れをストップに買い直しとなる。