今日の裏読み、表読み(2024/07/04)
本日は、米市場が独立記念日で休場。総じて様子見ムードの強い展開が想定されそうだ。
金融政策としては、6月6日開催分のECB理事会の議事録が公表される。この時ECBは、0.25%の利下げを決定しているが、今後の利下げペースが大きな焦点。ただ、利下げを急がない姿勢が示される可能性が高く、この面ではユーロ相場を支えそうだ。
経済指標としては、豪5月貿易収支、スイス6月失業率、独5月製造業新規受注、スイス6月消費者物価指数、英6月建設業PMI、加7月景気先行指数などが発表される。
大きな材料はなく、影響は限られそう。ただ、スイス6月消費者物価指数が強い結果となった場合、スイス中銀の利下げペースが鈍る可能性があり、その場合スイスフラン相場が堅調な推移となるか注目したい。
その他英国で総選挙が行われる。結果が判明するのは、5日以降となることで、本日の影響は限られそうだが、ただ、保守党の劣勢が伝えられており、この面がポンド相場を支える可能性に注目したい。
戦略としては、ドル円は、下値を154.55で維持して、161.95まで反発。ただ、上値追いは厳しく、上値は162円や162.50が押さえるなら買いは利食い優先。売りは慎重さが必要だが、下げが甘ければ買い戻しながらの対応となる。下値は、160.78が維持されると売りは利食いで、買は割れるなら止めて、ストップを160.23割れとして買い直し。割れても159.27-30ゾーン、158.67-82、157.92、157.50-60、156.50、155.72、155.12割れを順次ストップに買い場探しとなる。
ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0916まで反発後、1.0666まで再下落もこれを維持して1.0817まで反発。ただ、上値追いは厳しく、1.0817が押さえると買いは利食いで売っても、超えるなら止めて、ストップを1.0852越えとして売り直し。超えても1.0902-16、1.0943、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0750前後が維持されると売りは利食いで、買いは1.0710割れをストップ、割れても1.0624-66、1.0600割れをストップに買い直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2861まで反発も、1.2613まで再調整。上値は、1.2778をストップに売場探し。超えても1.2861、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。下値は、1.2700前後の維持では売りは利食いで、買いは慎重に買い下がって、ストップは1.2613-16割れ。割れても1.2580、1.2503、1.2423-46、1.2300-32割れをストップに順次買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、174.52まで上値を拡大も、一過性の上昇が続いており上値追いは不透明。上値は、175円越えをストップに売場探し。超えても175.50や178越えをストップに売り直し。下値は、173.67や173.09を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、172.38-48のギャップを前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても172.19割れをストップ、割れても171.45、170.71-91、170.33、168.97-32、167.32-52などをストップに順次買い場探しとなる。
ポンド円は、206.18まで上値を拡大も、上値追いは厳しい。ただ、上値は、月足からポイントが薄くなるが、207.99、214.20、215.87を睨みながら、順次サイコロジカルな位置を考慮しながら利食いや売り場探しとなる。まず上値は206.50を前に上げ渋りでは、買いは利食いながら対応。売りは207円越えをストップに上げ渋りが見えれば検討したい。下値は、205.30を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、204.63をストップに買い場探し。更に割れても203.88をストップ、更には203円、202円ミドル前後まで買い下がって、201.96割れをストップ、割れても201.07、200.35-44、198.93割れをストップに順次買い場探しとなる。
豪ドル円は、上値を108.87まで拡大も、上値を追いは厳しく、109円が押さえると買いは利食いで、売りは109.50や110円越えをストップに検討したい。下値は、107.50-80が維持されると売りは利食いで、買いは107.25割れをストップ、割れても106円ミドルから106円前後まで買い下がって、ストップは105.34-54割れ。割れても104.50-00ゾーンでの買い直しで、このストップは104.81割れ。割れても104.03-35、103.54-60、102.62-98割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、98.75まで上値を拡大も上値追いは厳しい。反発で99円が押さえると買いは利食いで、売りは99.50越えをストップに売り場を探す形。下値は、98.00-20ゾーンの維持では売りは利食いで、買っても97.96割れをストップ。買いは割れるなら止めて、97.09-44ゾーン割れをストップ、更に割れても96.67-79、96.10-30、95.55-76、95.08-27割れをストップに順次押し目買いとなる。