昨晩は、ドルに売り戻しが出たようだ。引き続き日替わり的な状況が続いているが、本日は月末であり、月末のフロー次第で、一定の動きが出る可能性には注意。通常ならドル買いが優勢となるケースが多いが、この点は不透明であり、NY市場オープン後の方向感は、注目して対応したい。
経済指標としては、日本の5月東京都区部消費者物価総合指数、4月失業率・有効求人倍率、4月鉱工業生産・速報値、4月小売業・百貨店・スーパー販売額、4月建設工事受注額と新設住宅着工戸数、4月26日-5月29日の介入実績、豪4月住宅ローン・民間部門貸付、中国5月国家統計局の製造業と非製造業PMI、仏では、仏) 4月非農業部門雇用者数・改定値、4月消費支出、5月消費者物価指数・速報値、4月卸売物価指数と第1四半期GDP・改定値、独4月輸入物価指数と小売売上高、英国では、5月ネーションワイド住宅価格、4月消費者信用残高、4月マネーサプライM4と4月住宅ローン貸付額・住宅ローン承認件数、スイス4月実質小売売上高、トルコ第1四半期GDP、ユーロ圏5月消費者物価指数・速報値、加月次・第1四半期GDP、米国では、4月個人所得・消費支出、5月ダラス連銀のPCE価格指数、5月シカゴ購買部協会景気指数などが発表される。
材料が多く注意が必要だが、日本では5月東京都区部消費者物価総合指数や4月26日-5月29日の介入実績が焦点。物価指数が強い結果となれば、6月の日銀の利上げが現実味を帯びる形。また、介入実績に関しては、一応想定される8兆円程度なら影響は少ないが、もし、これより大きな結果となった場合、財務省の気構えが見えることで、一定の円買いの反応が出る可能性は一応注意しておきたい。
その他では、中国5月国家統計局の製造業と非製造業PMIやユーロ圏5月消費者物価指数・速報値の強弱、加月次・第1四半期GDPなどの結果、米国では、4月個人所得・消費支出の強弱感で、相場に一定の動き出る可能性は注意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、156.78から153.60まで調整を維持して、157.71まで上値を拡大も更なる展開とならず、早期は、昨晩の安値となる156.38を前に下げ渋りでは買い狙い。割れるなら止めても、155.85割れをストップに買い直しとなる。また更に割れるケースからは、なら155.25、153.60、152.80、151.86、151.58、150.80、150.26、149.94を順次ストップに買い場探しとなる。一方上値は上値は、157.71を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、158.50越えをストップに売り直し。更に超えても159.58や160.17をストップに、再度売り直しとなる。
ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0895まで再反発も、現状は上値を抑える形。上値は、1.0889-95を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.0943、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0788を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買ってもストップは1.0760割れ。更に割れるケースからは1.0724、1.0674、1.0624-49、1.0600割れをストップに買い直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2801まで反発も更なる展開とならず、上値は、1.2801-23が押さえると買いは利食いや売り狙い。超えても1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。下値は、1.2644-81を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.2580、1,2503、1.2423-46、1.2300-32割れをストップに順次買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇後、164.02まで下落もこれを維持して、170.80まで再反発も、現状は上値を抑える形。上値は170.80を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売って超えるなら止めて171.56をストップに売り直し。下値は、169.06を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは、168.82割れをストップ、割れても167.32、166.74、165.64、164.02割れをストップに買い場探しとなる。
ポンド円は、200.75まで上値を再拡大も、更なる展開とならず、上値は200.75を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、201.15越えをストップまたは、202.15越えをストップに売り直し場を探したい。下値は、198.76が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、ストップを197.38割れとして買い直し。更には197円から196円方向と、慎重に値幅を取って買い下がって、ストップは深めの195.05割れ。割れても194.49-75ゾーン、193.84-05、193円割れ、191.37、190.83-10、190.00-30割れをストップに順次買い場探しとなる。
豪ドル円は、上値を104.95まで上値を拡大後、100.46で下値を支えて、104.87まで再反発も現状はこれが上値を抑える形。上値は104.87-95を前に上げ渋りでは利食いで、売っても超えるなら止めて、105.50や106円越えをストップに売り直しとなる。下値は、103.37を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは103円まで買い下がっても、ストップは102.81割れ。割れるケースからは、101.83、101.59、100.46、99.75-94割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、96.75まで上値拡大も、現状は上値を抑える形。上値は、96.75を前に上げ渋りでは買いは利食い、売りは97.00や97.50をストップに売り場を探したい。下値は、95.43を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めるか、95.08-25割れをストップ買い下がり。更に割れても94.15-16や93.70割れをストップ、更には93.15-49ゾーン、92.47、91.19や90.82をストップに押し目買いとなる。