今日の裏読み、表読み(2024/05/07)

昨晩は、主だった指標のない中、財務省の円買い介入からは反動的な円売りとなった。本日は、本邦のGWが終了し、輸入業者や邦銀から一定の円売りが出易く、ドル円やクロス円の更なる上値トライに期待したい。
 金融政策としては、豪準備銀行が政策金利と四半期経済見通しを公表する。直近のインフレ指数が高かったことで、利上げ期待が一部見えるようだが、ただ、単月での金利引き上げはリスクが高く、据え置きとなるならサプライズもありそうだ。
 経済指標としては、英4月英小売連合・小売売上高調査、豪4月小売売上高、スイス4月失業率、独3月製造業新規受注と貿易収支、英3月ハリファックス住宅価格、仏3月国際収支、英4月建設業PMI、ユーロ圏3月小売売上高、メキシコ4月消費者信頼感指数、加4月Ivey購買部協会指数などが発表される。
 米経済指標の発表はなく、ユーロ圏3月小売売上高などの強弱で、相場が一定の動きを示しても、影響は限られそうだ。
 その他、今週も入札を迎える米長期金利や不安定な株価なども注視しながら対応したい。

 戦略としては、ドル円は、160.17の高値から調整を154.54で維持して、その後の戻りを157.99で限定し、更に下値を151.86まで広げる形もこれを維持する形。下値は、153.40前後の維持では強く、買っても割れるなら止めて、153円まで買い直し。このストップは152.80割れ。割れても151.86をストップに、段階的に買い下がりとなる。また割れても151.58、150.80、150.26、149.94を順次ストップに買い場探し。上値は、154が押さえると買いは利食いとなるが、超えるなら155円を前に上げ渋りでは利食い優先。また売りはできれば156.08越えをストップに、慎重に売り上がる形となる。また超えても158円越えをストップに売り直し、超えるなら止めて、159.58や160.17をストップに、再度売り直しとなる。
 ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0813まで再反発も、上ヒゲが見えており、上値追いは厳しい。上値は、1.0791や1.0813を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売っても超えるなら止めて、1.0885、1.0943-81、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0755-57ゾーンの維持では売りは利食いとなるが、買いは1.0700-40ゾーンまで買い下がって、ストップは1.0674割れ。割れても1.0624-49を前に、下げ止まりでは売りは利食いで、この買いのストップは1.0600割れ。割れても1.0563や1.0448をストップに買い場探しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2636まで反発も、上値を追いは避けたい。上値は、1.2595や1.2636を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りもこれをストップ。超えるケースからは、1.2710、1.2803-23、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。下値は、1.2500-40ゾーンの維持では、売りは利食いで、買ってもストップは1.2423-72ゾーン割れ。割れるケースからは、1.2300-32、1.2265、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇も、その後164.02まで下落もこれを維持する形。下値は164.02割れをストップの押し目買い場探し。割れても、163.02、162.28、160.88-06、160.22や158.90割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、167.39や168.67を前に、上げ渋りでは利食い、これをストップに売場探し。超えても171.00や171.56をストップに売り直しとなる。
 ポンド円は、上値を200.55で抑えられて、191.37まで下落もこれを維持する形。下値は、191.37をストップの押し目買いから。割れても190.83-10、190.00-30、188.58、187.97、186.85をストップに順次買い場探しとなる。上値は、195.75を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、売りはこれをストップ、超えても197.43、199.85や200.55をストップに、売り直し場を探したい。
 豪ドル円は、上値を104.95まで上値を拡大後、100.46まで下落。押し目では100.46をストップ買い場探し。、割れても99.75-94、も99.37-42、97.78、97.25-27、96.90、96円割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、102.75-19を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えても104.94をストップに売場探しとなる。下値は、100.65を前に下げ渋りでは、売りは利食いで
 NZD円は、95.40を高値に91.19まで下落。早期は91.19や90.82をストップに押し目買い。割れても89.77-96、89.26割れをストップに買い直し場を探す形となる。上値は、93.32を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売っても、超えるなら止めて93.66-87、95.16や95.40をストップに売り直しとなる。