今日の裏読み、表読み(2024/04/24)

昨晩は、ドルに売り戻しが優勢となった。ただ、これもその前のドル買いの反動の動きであって、追いかけるのは避けて置きたい。
 経済指標としては、NZ3月貿易収支、日本の3月企業向けサービス価格指数、豪3月と第1四半期消費者物価、トルコ3月設備稼働率と製造業信頼感指数、独4月ifo企業景況感指数、加2月小売売上高、米3月耐久財受注などが発表される。
 大きな材料はないが、豪3月と第1四半期消費者物価や独4月ifo企業景況感指数の強弱で、一定の動きがありそうだが、総じて影響は限られそうだ。
 その他昨晩は戻り気味の株価、入札週の米長期金利の動向など睨んだ対応となる。
尚、財務省の円買い介入だが、レベル感よりは、今週金曜日の日銀会合や植田総裁会見後に、もし円売りが進んだ場合に可能性が高いことは留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、上値を154.88まで拡大。動意に薄く不透明感が残るが、上値は、サイコロジカル的に強く、市場介入の可能性もある155円越えを睨んで、動きがあれば、156円越えをストップに売り場を探したい。下値は介入がない前提では、153.85-96が維持されると売りは利食っておきたい。また買っても割れるなら止めて、153.00-50ゾーンでの買い直し。このストップは152.59割れ。割れても152円前後までは買い下がりで、このストップは151.58割れ。割れても150.80、150.26や149.94、148.91をストップに買い直しを検討したい。尚、もし円買い介入が入った場合、過去の例からは4-5円動くケースが多いが、現状では下げても150円前後が維持されてしまう可能性もありそうだ。
 ユーロドルは、1.0932まで再反発後、1.0602まで下値を拡大も、現状はこれを維持する形。下値は1.0624-39前に、下げ止まりでは売りは利食いで、買いは買い下がって、ストップは1.06000割れ。割れても1.0563や1.0448をストップに買い場探しとなる。上値は、1.0711を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.0757、1.0885をストップに売り直し。超えても1.0943-81、1.0996-98をストップに、売り場探しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2300まで拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、下値は、1.2300-32を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いっても割れるなら止めて、1.2265、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、1.2485-00を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、1.2579、1.2710、1.2803-23、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、165.74まで上値を拡大も、上値追いは避けたい。上値は、166.00を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、再度166.50や167.00越えをストップに売り直しとなる。下値は、164.40-63を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いっても割れるなら止めて、163.02をストップに買い下がりとなる。また割れても162.28、160.88-06、160.22や158.90割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンド円は、下値を187.97で維持して、193.54まで上値を拡大も、未だこれが上値を抑える形。上値は192.85-95を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、193.54、194円や195円越えをストップに売り直しとなる。下値は、190.83-10を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、190.00-30をストップに買い直し。更に割れても188.58、187.97、186.85をストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を100.82まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、100.82を前に上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、101.36や102.83をストップに順次利食いや売り場を探す形。下値は、99.37-42を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、97.78をストップ に買い直し。更に割れても97.25-27、96.90、96円割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、93.46からの調整を90.37で維持して、92.36まで再反発も、上値を抑える形。上値は、92.02-36を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えても92.95-15、93.36や94.03をストップに、順次売り直しとなる。下値は、90.92-96を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、90.20-60での買い直しで、このストップは89.77-96割れ。割れても89.26割れをストップに買い直し場を探す形となる。