今日の裏読み、表読み(2024/04/23)

昨晩も若干揉み合い気味の展開。一応中東情勢の落ち着きを好感した動きだが、まだまだ安心するには厳しく、追いかけるのは避けて置きたい。
 経済指標としては、日本の3月スーパー販売額、英3月公共部門借入額、ユーロ圏各国の4月製造業・サービス業PMIの速報値、英4月製造業・サービス業PMIの速報値、米国では、3月建設許可件数・改定値、4月製造業・サービス業・総合PMIの速報値、4月リッチモンド連銀製造業総合指数と3月新築住宅販売件数などが発表される。
 注目は、欧英米のPMI格差で、強弱が際立てば、相場に一定の動きが出そうだ。
 その他中東情勢のニュースには、引き続き注意となるが株価の動き、また入札を迎える米長期金利の動向なども睨んだ対応となる。

 戦略としては、ドル円は、上値を154.84まで拡大。動意に薄く不透明感が残るが、上値は、サイコロジカル的に強く、市場介入の可能性もある155円越えを睨んで、動きがあれば、156円越えをストップに売り場を探したい。下値は介入がない前提では、153.85-96が維持されると売りは利食っておきたい。また買っても割れるなら止めて、153.00-50ゾーンでの買い直し。このストップは152.59割れ。割れても152円前後までは買い下がりで、このストップは151.58割れ。割れても150.80、150.26や149.94、148.91をストップに買い直しを検討したい。尚、もし円買い介入が入った場合、過去の例からは4-5円動くケースが多いが、現状では下げても150円前後が維持されてしまう可能性もありそうだ。
 ユーロドルは、1.0932まで再反発後、1.0602まで下値を拡大も、現状はこれを維持する形。下値は1.0600を前に、下げ止まりでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.0563や1.0448をストップに買い場探しとなる。上値は、1.0690-00を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.0757、1.0885をストップに売り直し。超えても1.0943-81、1.0996-98をストップに、売り場探しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2300まで拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、下値は1.2265割れをストップに買い場探し。割れても1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、1.2469-00を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、1.2579、1.2710、1.2803-23、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、165.36まで反発後、下値を162.28で維持では再反発。上値は、165.11-35を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、再度166円をストップに売り直しとなる。下値は、164.24-35が維持されると売りは利食いで、割れても163.64-89を前に下げ渋りでは、売りは利食い、買っても割れるなら止めて、163.02、162.28、160.88-06、160.22や158.90割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンド円は、下値を187.97で維持して、193.54まで上値を拡大も、これが上値を抑える形。上値は192.73-95を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、193.54、194円や195円越えをストップに売り直しとなる。下値は、190.00-30を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、188.58、187.97、186.85をストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を100.81まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、110.02-25を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売りは越えるなら止めて、100.82、101.36や102.83をストップに順次利食いや売り場を探す形。下値は、98.86-00を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買ってもストップは98.58割れ。割れても98.18-26、97.85、97.25-27、96.90、96円割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、93.46からの調整を90.37で維持して、92.36まで再反発も、上値を抑える形。上値は、92.02-36を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えても92.95-15、93.36や94.03をストップに、順次売り直しとなる。下値は、90.20-60の維持では、売りは利食いで、買ってもストップは89.77-96割れ。割れても89.26割れをストップに買い直し場を探す形となる。