今日の裏読み、表読み(2024/04/19)

昨日は、米長期金利の高止まりからドルに買い戻しが優勢となった。ただ、引き続き日替わり的な状況は続いており、追いかけるのは避けておきたい。
 経済指標としては、日本の3月全国消費者物価指数、英3月小売売上高、独3月生産者物価指数、メキシコ3月小売売上高などが発表される。米経済指標の発表はなく、指標による影響は限られそうだが、直近日銀のスタンスが、円安に対する批判からスタンスをタカ派的に転換しており、もし日本の3月全国消費者物価指数などが強い場合に、一定の円買いの圧力となる可能性はあるが、あまり期待はしない方が良いだろう。また、英3月小売売上高や独3月生産者物価指数は、結果の強弱次第も、大きな指標とは言えず、こちらも反応は限定されそうだ。
 また本日も要人発言の機会が多く、発言の影響も注意だが、植田日銀総裁の発言では、積極的な利上げの可能性に言及があるか焦点となりそうだ。その他週末で、アストロ的にも注意日で、ポジション調整や中東情勢を睨んで株価などのリスクオフの動きにも留意を払っておきたい。

 戦略としては、ドル円は、34年ぶりの高値となる154.79まで上値を拡大も高値圏でのもみ合いが続いている。上値は慎重な戻り売りが検討され、ストップは、154.79越え、またはサイコロジカル的に強く、市場介入の可能性もある155円越え。超えても156円越えをストップに売り直しとなる。下値は介入がない前提では、153.85-96が維持されると売りは利食っておきたい。また買っても割れるなら止めて、153.00-50ゾーンでの買い直し。このストップは152.59割れ。割れても152円前後までは買い下がりで、このストップは151.58割れ。割れても150.80、150.26や149.94、148.91をストップに買い直しを検討したい。尚、もし円買い介入が入った場合、過去の例からは4-5円動くケースが多いが、現状では下げても150円前後が維持されてしまう可能性もありそうだ。
 ユーロドルは、1.0932まで再反発後、1.0602まで下値を拡大も、現状はこれを維持する形。下値は1.0600割れを前に、下げ止まりでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.0563や1.0448をストップに買い場探しとなる。上値は、1.0690-00を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.0757、1.0885をストップに売り直し。超えても1.0943-81、1.0996-98をストップに、売り場探しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2405まで拡大もこれを維持する形。下値は、1.2405が維持されると売りは利食いで、買ってもストップは1.2374割れ。割れても1.2265、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、1.2485-00を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、1.2579、1.2710、1.2803-23、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、165.36まで反発後、下値を162.28で維持では再反発。上値は、165.18-35を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、再度166円をストップに売り直しとなる。下値は、164.24-35が維持されると売りは利食いで、割れても163.64-78を前に下げ渋りでは、売りは利食い、買っても割れるなら止めて、162.28、160.88-06、160.22や158.90割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンド円は、下値を187.97で維持して、193.54まで上値を拡大も、これが上値を抑える形。上値は192.85-95を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、193.54、194円や195円越えをストップに売り直しとなる。下値は、191.65-68を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、190.00、188.58、187.97、186.85をストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を100.81まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、110.02-25を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売りは越えるなら止めて、100.82、101.36や102.83をストップに順次利食いや売り場を探す形。下値は、98.86-00を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは98.58割れをストップ、割れても98.18-26、97.85、97.25-27、96.90、96円割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、93.46からの調整を90.37で維持して、92.36まで再反発も、上値を抑える形。上値は、91.61を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えても92.02-36、92.95-15、93.36や94.03をストップに、順次売り直しとなる。下値は、90.66-00の維持では、売りは利食いで、買ってもストップは90.53割れ。割れても90.08、89.77、89.26割れをストップに順次買い直し場を探す形となる。