今日の裏読み、表読み(2024/04/12)

昨晩は、前日の米CPIを受けたドル買いには、巻き戻しが優勢となった。引き続き日替わり的な展開が続いており、追いかけるのは避けたい。
 本日の経済指標としては、NZ3月製造業PMI、中3月貿易収支、日2月鉱工業生産・設備稼働率、独3月消費者物価指数・改定値、英2月月次GDP、2月鉱工業・製造業・建設部門生産と貿易収支、スウェーデン3月消費者物価指数、仏3月消費者物価指数・改定値、米3月輸入・輸出物価指数と4月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などが発表される。
 あまり大きな指標の発表はないが、、中3月貿易収支、英2月月次GDP、4月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などの強弱で、一定の動きを示す可能性はあるが、週末でありポジション調整の動きも出易いことは、留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、34年ぶりの高値となる153.32まで上昇。ただ、介入警戒感が残り上値追いは厳しく、早期は戻り売場探し。(過去の介入では、オープンから2円程度円安が進んだ場合に実施されている)。ストップは153.50や154円越え。または、155円のサイコロジカルは強く、これをストップに売り狙いも検討したい。下値は介入がない前提で、152.76が維持されると買い戻しも、買いは152.00-50ゾーンでの下げ渋りでは利食いや買い狙い。割れる動きからは151.58や150.80割れをストップに買い下がり。更に割れるケースでは、円買い介入がなければ、150.26や149.94、148.91をストップに買い直しを検討したい。尚、もし円買い介入が入った場合、過去の例からは4-5円動くケースがあることは、留意しておきたい。
 ユーロドルは、1.0932まで再反発も、更なる展開とならず、上値は、1.0800や1.0885を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.0943-81や1.0996-98をストップに、売り直しとなる。下値は、1.0695-99を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買ってもこの位置を割れると調整が深まるリスクがあることで、その場合慎重さが求められるが、1.0656、1.0563や1.0448を前に下げ渋りでは買い狙いとなる。  
 ポンドドルは、下値を1.2518で維持して、1.2895まで反発も更なる展開とならず、上値は、1.2620や1.2710を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、1.2803-23を前に利食い優先から売り狙い。更に1.2895、1.2996をストップに、売り直しとなる。下値は、1.2511や1.25前後を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、1.2445、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、下値を160.22で維持して、165.36まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。上値は、165.18-36を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、売りは165.36越えをストップ、超えても166円をストップに売り直しとなる。下値は、163.87や163.49を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは163.49をストップ、または163円まで買い下がって、ストップは162.61割れ。割れても160.88-06、160.22や158.90割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンド円は、下値を187.97で維持して、193.54まで上値を拡大も、これが上値を抑える形。上値は192.93を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、193.54、194円や195円越えをストップに売り直しとなる。下値は、191.48や190.68を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、ストップは190.03割れとして買い直し。更に割れても188.58、187.97、186.85をストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を100.81まで上値を拡大。上値は、110.81を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売りは越えるなら止めて、101.36や102.83をストップに順次利食いや売り場を探す形。下値は、99.20-39を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、ストップを98.18-26や97.85割れとして買い直し。更に割れても97.25-27、96.90、96円、95.48-50、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、93.46からの調整を90.37で維持して、92.36まで再反発。上値は、92.36を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えても92.95-15、93.36や94.03をストップに、順次売り直しとなる。下値は、90.82-21を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、90.08、89.77、89.26割れをストップに順次買い直しとなる。